※敬称略で進めます、長文ですがよろしくです
ボクはフェアリーズのファンです
と言っても、初期からではなく10thシングル「kiss me babe」の辺りからです(2015年春頃)
きっかけはフェアリーズのラジオ「fly to the world」です
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少し余談になりますが、ボクはラジオを聴く習慣がない人間でした(※興味のない人は下記まで読み飛ばして下さい)
当時ボクは車に乗る仕事をしていたのですが、年度が変わり30~40才の班から50才以上の班に異動になりました
それまで仕事中は好きな音楽を流してるのが当たり前だったのが、異動先はラジオを流すのが慣習でした
ただでさえ緊張する環境の中、ノーミュージック、そしてつまらないラジオが延々流れてるってのは中々のモノでしたw
そんな中、剛力彩芽のラジオが始まり、「おー、テレビレギュラー多数の人でもラジオってやるんだなぁ」
なんて感じに20分聞き終えた所、
「こんばんは、フェアリーズの〇〇です(×3人)」(ノーBGM、ノーSE)
って独特の始まり方でフェアリーズのラジオ「fly to the world」が始まりました
挨拶→ お便り質疑応答→ 講師を迎えて英語のレッスン→ 曲を流して終り(20分)
とテンポよく、そして気取らず耳に優しいガールズトーク、底抜けに明るい英語レッスン、と凄く引き込まれたのを今でも覚えてます
何より「kiss me babe」が衝撃的でした
AKBやモモクロが全盛だった当時、エレクトロなアレンジ×クランチギター、奇抜なコード、メロディ&ラップ、というのは意外性抜群
それから毎週そのラジオが楽しみになり、曲やメンバー情報などもチェックするようになりました
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そこで意外だったのが、
・メディア露出が少ない事
・セールスが芳しくない事
でした
【2011年-2014年】
最初は結構テレビに出てたイメージがあるし、レコ大新人賞も史上最年少獲得
子供ながらに大人びた歌詞だったり英語をネイティブな発音で歌わせたり、と最初からなかなか攻めの姿勢だったフェアリーズ
ダンスは贔屓目無しにトップ、事務所も安室、MAX、SPEED、DA PAMP、W-indsなど本格的アーティストを擁した大手ライジング
レギュラー番組、音楽番組、各賞受賞…と王道成功路線を順調に歩んでる…と思いました
が
王道を歩んできたせいか、年々楽曲やコンセプトに奇抜さや個性が失われつつありました
同時に世はアイドル戦国時代
48グループの台頭、モモクロの躍進、根強いハロプロ関連、多種多様なコンセプトの他グループ、インディーズながら強い支持を得る地下アイドル
フェアリーズは埋没していき、セールスやメディア出演は下降の一途
更には清村川音の脱退、とアイドル業界では完全に落ち目となってしまいました
【2014年-2015年】
そんな中、
楽曲や方向性が一気に本格志向に変わります(9thシングル「bring bring my love」)
サウンド重視の攻撃的なダブステップ×やり過ぎな位のアイドルらしからぬダンス
セールスこそ奮いませんでしたが、明らかにこれまでのフェアリーズ、そして他アイドルと一線を画した方向性、フェアリーズのポテンシャルが発揮されました
その方向性そのまま、否、更に攻めた楽曲、10th「 kiss me babe」
この志向が功を奏してかオリコンランキング自身タイ記録の5位にまで返り咲きます!
次のシングルも賛否ある曲ですが、勢いは継続
私も今回コピーしてみたmr.platonicは順位こそ1つ下がりましたが、勢いは更に加速し、上昇している感は確実なモノでありました
そして、年末にはオールナイトニッポンという大役を一夜限りですが掴み、その内容も
「来年必ずイケる!」
とメンバー、ファン共に感じずにはいられないモノでした
【2016年】
が
年が明け、1つの事件が発生してしまいます
スキャンダルと無縁だったフェアリーズが、単なる恋愛スキャンダルよりある種強烈な情報が発覚してしまったのです
それも複数メンバー…
コレにより該当メンバーのSNSやラジオはストップ、事務所もお茶を濁すばかりで、公式ではありませんが事実上の謹慎となりました
去年の復調、意気込み
ニューシングル、ワンマンライブが間近に迫ったこのタイミングでのスキャンダルは、驚きを通り越して理解不能、困惑を極めたものとなりました
何せ、ネガティブな状況を脱し、成績及び活気がグングン上昇してる中でのスキャンダルでしたから…
結局、お茶を濁したままワンマンライブにて6人全員でしれっと復活、当件に関して一切触れず(その後意味深な謝罪アプローチはありましたが…)
そして5年続いたフェアリーズ唯一のレギュラー番組であったラジオも3月で最終回となりました
コレにてフェアリーズのレギュラー番組はゼロに…
去年のフェアリーズ復活からのこの展開は一体誰が予想できたでしょうか…
それから約半年遅れでクロスロードというカバー曲がリリースされ、皮肉にも(?)オリコンで最高位の三位を獲得しましたw
しかし!
このあと再び大きな問題が…
藤田みりあが脱退、芸能界引退が決定したのです
みりあは先述の事件には関わっておらず、今をときめく葵わかなや小藪出演のドラマにレギュラー出演するなど活躍の場を広めていった矢先の事でした
フェアリーズが飛躍すると思われた2016年は結局シングル1枚、メンバーの脱退、レギュラー番組消滅、といった形で幕を閉じました
【2017年--】
5人体制となったフェアリーズ
その後、現在までに3枚のシングルを出しました
結果は素晴らしいもので、4位 6位 2位、と最新シングル「HEY HEY light me up」で自身最高順位を獲得しました!
その間、メンバーも各々で多方面で活動の場を広げます。
特にボーカルの二人、
伊藤萌々香はGoingのキャスター。麻雀アニメ咲のドラマ、映画。バラエティ番組でパネラーとして見る機会も増えました。
下村実生はセブンティーンのモデル、ファッションの祭典東京&関西コレクション等に出演
ネットTVで久々のレギュラー番組も持ちました(現在は終了)
そしてこの度、アルバムが出るわけですが、
約7年、16枚のシングルを出してきたフェアリーズにとって実はコレ、
二枚目のアルバムなんです
それも、8枚目のシングルから最高順位を獲得した16枚目という事実上の後期ベストアルバムなわけです。
(フェアリーズはカップリングも良曲が多いので入れて欲しかったなぁ)
最後に…
全員が高校を卒業し、紆余曲折を経て最高順位、メディアへの露出を広げたフェアリーズは今後どうなっていくのでしょう
アイドル好きの知り合い達やネットでの評価は、
フェアリーズと言えば、
「ダンスのレベルが違う」「懐かしい」「何故か売れない」「迷走」
ってのがボクの良く聞く印象です
ダンスのレベルが違うのに、若者の支持はE-GIRLSや富丘ダンス部
挑戦、成功モデルの模倣……が迷走という形を辿る場合も…
といった風に繋がってる気がします
そしてフェアリーズの曲は歌うのが本当に難しい!。
シンクロなんて生歌は不可能なレベルだし、ボクがコピーしたミスプラは、
音程、キレ&グルーヴ、高中低の連続切り替え、等カナリ無理ゲーですw
ただ!
フェアリーズはCDでは凄く上手に体現できてると思うんです!(エンジニアやディレクターが優秀なのかもしれません)
そのクオリティを安室、SPEEDら大先輩達のように生歌で披露できるまでのレベルに持ってくる事ができれば
誰もが認めるナンバーワン本格派アイドルの地位を築く事ができると思います。
そしてフェアリーズの行くべき場所、勝負してくのに向いてるのはそこだと思ってます。
大先輩方も、生歌がメッチャ上手いってわけではなかったけど、生放送やテレビでも堂々と成立させてましたよね
フェアリーズの場合、見ててちょっとおっかない部分ってが無くなれば相当なアドバンテージをつけたアイドルとしての地位を君臨できると思います
フェアリーズのポテンシャルや伸び代はまだまだある
大きなトラブルに見舞われても、ゴリ押しが無かろうと、ココまで立て直す事ができたアイドルって実はいないんじゃ…?
(普通、そのまま低空飛行を維持か自然消滅しますよね)
フェアリーズ、今こそFly to the world☆
