切れ味が身上のタイプよりも、長くいい脚を使えるタイプに向き、スタミナも求められる。また、牝馬3冠レースで勝ち切れなかった馬がGI初制覇を飾るケースも目立つ。
 ヴィルシーナは距離が延びて持ち味が生きるタイプ。近親にはジャパンCなどGI4勝を挙げたシングスピールを筆頭に一流馬が多数おり、底力はメンバー随一。古馬初対戦も不安はない。
 フミノイマージンは父が京都外回りコースで長距離GI2勝のマンハッタンカフェ。近親にはGI11勝の名牝セレナズソングがおり、父母双方から成長力と底力を受け継いでいる。6歳でも問題なく、GI初制覇の可能性は十分だ。
 ホエールキャプチャの3代母タレンティドガールは1987年の優勝馬で、その半兄には天皇賞・秋を制したニッポーテイオーがいる。クロフネ産駒でベストはマイル前後だが、距離をこなして不思議はない。
 マイネイサベルは父テレグノシス譲りの決め手が武器。伯父のメガスターダムはニホンピロウイナー産駒ながら菊花賞で3着になるなど、母系は潜在的なスタミナがある。
 スマートシルエットは父がスピード型のファルブラヴ。半兄マジストレッティが米GIマンノウォーS(芝2200メートル)を勝っており、マイペースならしぶといが、本質的に距離はやや長い。
 デュランダル産駒のエリンコートは、近親にBCターフ連覇など芝2400メートル以上でGI4勝のコンデュイットなどがいる上質な母系。オークス勝ちの底力は本物で、軽視はできない。
 穴なら、07年ダイワスカーレット、08年リトルアマポーラと2頭の勝ち馬を出しているアグネスタキオンを父に持つ2頭。ラシンティランテは叔父が昨秋の天皇賞馬トーセンジョーダンで、母系は成長力と底力に優れる。クリスマスキャロルも母がトニービン×リアルシャダイの配合で、適性は十分だ。
(サンスポより抜粋)