ニッカン見解&展望

ラピュタ自分の競馬で一発狙う/阿武隈S
 コスモラピュタの一発だ。ここ4走はしまいの粘りを欠いたが、状態面が本物でなかったのが主因。高橋祥師は「昨夏に準オープンで2着した時の状態にある。今回は出来がいいから相手関係は気にしてない。自分の競馬さえできれば」と強気に構える。昨年の阪神大賞典4着など、気分良く走ってしまえば驚異の粘りを発揮する馬で、ヤマニンエルブとの逃げ争いが多少激しくなっても前残りは十分可能だ。離れた3番手での競馬になりそうなバイタルスタイルは展開も向くし、51キロも魅力。距離短縮で前進可能なニシノメイゲツも侮れない。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)


馬場悪化も大丈夫ヒットマン◎/水無月S
 土曜の阪神競馬場はまとまった雨となりそう。エーシンヒットマンは過去、重と不良でのレース経験はないが、やや重では3戦して4走前の1000万勝ち、2走前の1600万2着と好走実績を持つ。馬格があるだけに、極端に馬場が悪くなっても大丈夫とみる。前走を勝って同条件と、今回のメンバーではもともと力が一枚上。たたき2走目で、素直に勝利を期待していい。道悪実績のあるウインバンディエラが対抗。時計を要す芝1200メートル戦はベストとみる。エトピリカは2連勝の内容が優秀。極端な道悪は微妙だが、目下の充実ぶりは侮れない。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)


洋芝向くピサ狙える/函館日刊スポーツ杯
 ブルームーンピサは、函館芝コースで【2 0 1 0】の実績を持つ。いずれも500万でのものだが、昨年札幌での現級芝1200メートル戦で0秒2差4着があり、多少時計のかかる洋芝は向いている。開幕2週目に加え、徹底先行型不在で前有利の流れになりそうだが、札幌戦で4角2番手からの競馬をしており、比較的前にもつけられるタイプ。3番枠なら、すんなり好位置を取って内々をロスなく進めそうで、頭から狙える。ロビンフットは前走伸びを欠いたが道中の手応えは十分で連闘での変わり身期待。好調メイショウコウセイも差ない。(北海道日刊スポーツ新聞社 大滝貴由樹)


軽量シルエットが押し切る/マーメイドS
 悩んだ末の◎はスマートシルエットとした。1600万とはいえ牡馬を完封した前走勝利が優秀で、牝馬同士ならもともと重賞でも上位争いを演じた力の持ち主。行きたい馬が数頭いる展開面だけが懸念材料だが、前に行けて力もある馬のハンデ53キロはいかにも有利に映る。同重量のグルヴェイグが強敵。良血馬が本格化した印象で今回が試金石だろう。アグネスワルツも地力上位。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)


カナロア洋芝でも主役は譲らず/函館SS
 ロードカナロアが主役を務める。芝1200メートルでは過去7戦して重賞2勝を含む6勝。敗れた1回もG1の高松宮記念3着で、今後のスプリント界を背負う存在であることは間違いない。前走後はここを照準に仕上がり良好で、パワーある走りから洋芝も問題ないだろう。対抗にはエーシンリジルを抜てき。最内枠だった前走2着のように、内枠のインでの立ち回りには安定感がある。(北海道日刊スポーツ新聞社 大滝貴由樹)