◆今週の重賞展望~京都牝馬S~

中穴以下馬券絡みは常識だ!? ~波乱必至のオンナの戦い

1966年創設の京都牝馬特別が当競走の前身。現行の名称となったのは2001年からである。グレードはG3で、負担重量は別定。京都競馬場の芝1600m外回りコースで行われる。
当レースの過去10年間は波乱の歴史。3連複登場の9年前以来、万馬券出現が6回を数える。それだけに難解であるが、非常に予想のし甲斐があるレースだ。
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京都牝馬Sの過去10年1番人気成績は(2、1、2、5)。3着内率50%で、半分が馬券圏外に脱落。2番人気も全く同じ成績で、上位人気2頭の成績は誉められたものではない。
3番人気はなお悪く(0、1、1、8)と惨憺。全体的には中穴の激走に投資したほうが賢明で、むしろ上位人気馬は対抗程度の扱いが妥当といえる。
(2006年は2着同着がある。5、9番人気が同時に2着入線した。)
コースは京都芝マイルの外回り。直線距離404mで、向上面から3コーナー終わりまで続く丘を除けばぼぼ平坦である。ペースはやや速めで、さほど緩まない。末脚の持続力が問われ、差し追い込みの台頭が起きやすいコースである。また、4角回ると内ラチ沿いが大きくあき、そこから抜け出してくる馬も多い。
東西所属別では関西勢有利だが、3着内率では関東馬の健闘も目立つ。年齢別では4~6歳が中心で、中でも5歳馬の馬券絡みが多くなっている。7歳以上は3着が1例あるのみで、高齢馬は狙いづらい。
前走傾向で最も勝利数が多いのは愛知杯組の3勝。京都金杯、阪神牝馬S組もそれぞれ2勝で続くが、3着内率では京都金杯→愛知杯→阪神牝馬Sの順。やはり牡馬と争える地力のある馬にアドバンテージがあるようだ。
その他、オープン特別や1600万下からの参戦組にも好走馬出現実績あり。しかし1000万下組は12頭出走して馬券絡みがゼロで、データ的な見地から該当馬は軽視対象。

注目馬一覧
アスカトップレディ
昨年の府中牝馬Sで先行粘り、コンマ4秒差4着に健闘。その頃以来、着実に力をつけている1頭。準オープン勝利後の愛知杯こそ10着に敗れたが、前走の京都金杯は牡馬相手の3着。終始外を回った分届かなかったが、0.2秒の僅差まで差を詰めた。
本馬の適正距離はマイル前後。今回の条件で牝馬限定なら、1kg増量54kgでも一仕事ある。

コスモネモシン
牝馬限定重賞好走の常連で、昨年は中山牝馬S3着、福島牝馬S2着、クイーンS2着。前走の愛知杯では3着であった。
マクリの上手な馬で、徐々に前へと進出し上がりも速い。末脚の持続力を備えており、京都外回りが合いそうだ。近走はマイルでの良積および出走回数が少ないが、3歳時にはフェアリーS制覇の実績。決して距離不向きではない。牝馬限定G3なら好走必至。

ショウリュウムーン
前走京都金杯は4着に終わるも、昨年後半から徐々に復調の感あり。クイーンSの5着以降、ポートアイランドS勝ち、カシオペアSでの3着がある。牡馬相手でも十分互角に戦ってきた。
3歳時にはチューリップ賞で三冠牝馬アパパネを敗った器。斤量54kgならむしろ恵量であり、ここは有力候補。

スプリングサンダー
前走で1600万下を勝ったばかりだが、準オープン勝利はこれで2度目。昨年は阪神牝馬Sで3着、ヴィクトリアマイルでもコンマ4秒差6着となった、れっきとした重賞好走馬だ。
前走は中団から押し上げての差し切り勝ちであったが、後方一気で怒濤の末脚を繰り出せる能力も有す。外回り向きの切れ味を備えている。
心配があるとすれば、マイルでの馬券圏内がなく、主戦場が7ハロンである点。その意味では先行争い激化のケースで浮上の余地あり。乱戦を見越せば連下には含めておきたい。

レディアルバローザ
エリザベス女王杯は屈辱のブービー17着に敗れたが、明らかに距離不向きの印象。やはり本馬にはマイル前後が最も合う。
昨年は阪神開催の中山牝馬Sで勝利し、ヴィクトリアマイルで3着。朝日チャレンジCでは牡馬一線級を相手に時計差なしの3着と好戦した。
実績面では今回のメンバー中で最上位。適距離に戻り牝馬限定であれば巻き返し必至。54kgならアッサリもある。

まとめ~競馬チャンネル推奨の買い方
上記注目馬以外の条件戦経由馬でも油断ならない馬はいるが、実績や近走充実度を基にすれば重視はアスカトップレディ、ショウリュウムーン、コスモネモシン。これに巻き返しをはかるレディアルバローザが絡む結果が、最も現実味を持っていそう。馬券の中心は、この馬達だ。
今年のメンバーには上位と下位の実績&力量面に開きがあり、頭数が絞れればBOXで買いたいところ。が、レースの伝統からすれば穴馬の絡む可能性も否定できない。逆に抜けた存在もいないので、広めフォーメーションあるいは連軸ながし(馬単、3連単はマルチ)が最適ではあるだろう。