ダイワメジャーはサンデーサイレンス直仔の種牡馬だが、瞬発力勝負を得意とするSS系としては珍しく、先行力とスピードの持続力を武器にマイル~2000メートルでGI5勝を挙げた。日本屈指の名牝系で、底力も十分だ。本格化したのは古馬になってからだったが、皐月賞を勝っているように仕上がりも早く、実際に今年の2歳サイアーランキングでは僅差2位に付けている。その父の特長を色濃く受け継いでいるのがダローネガ。母カメリアローズも現役時代、全4勝中2勝が中山芝1600メートルで、この舞台への適性はかなり高い。
過去10年でSS系の勝利は06年ドリームジャーニーだけと、他のGIとの比較では苦手としているが、母の父SSは3連覇中と相性がいい。抽選対象馬を除けば、今年これに該当するのはアルフレード。近親にサクラバクシンオーがいるスピード豊かな牝系で、父シンボリクリスエスの産駒はスピードの持続力に優れる。
新種牡馬アドマイヤムーンはエンドスウィープ産駒。2歳時から活躍し、4歳になってジャパンCなどGIを3勝した。高い能力と仕上がりの早さに加え、成長力も兼備。レオアクティブは母の父も成長力豊かなオペラハウスで、さらに伸びる余地がありそう。伯父に同コースの京成杯AHを連覇したブレイクタイムがおり、距離延長、コース替わりもOK。一方、スノードンの母系は米国色が濃い。スピード、パワーで押すレースは得意だが、緩急が要求されるレースは不向き。スムーズな競馬で力を発揮したい。
サドンストームは魅力的な好配合。父ストーミングホームは英米で10ハロンGIを3勝したミスタープロスペクター系の種牡馬で、母の父グリーンデザートは自身もスプリント戦で活躍し、種牡馬としても多くの短距離GI馬を輩出している。双方からスピードと粘り強さを受け継ぐ。半兄ラッキーナインは11日の香港スプリントを制しており、血の勢いも侮れない。
デイリー杯2歳Sで、半兄リディル(父アグネスタキオン)との同一重賞兄弟制覇を飾ったクラレント。一族はこの兄弟同様に早い時期から活躍できる。ただ、ダンスインザダーク産駒は広いコースで息の長い脚を生かすタイプが多く、中山はマイナス材料。
(サンスポより抜粋)