ニッカン見解&展望
死角が少ないアヴェンチュラ◎/エ女王杯
◎アヴェンチュラは非常に死角が少ないとみる。骨折により春のクラシックこそ棒に振ったものの、夏に復帰すると、古馬を相手に1600万→クイーンSを連勝。さらに2カ月の間隔があった前走・秋華賞も早めのスパートから押し切って見せた。3歳同士では現在、頂点にいて、古馬相手に通用した実績もある。力関係を考えると、まず上位であることは間違いない。
状態面を考えても、前走の前に少し間隔があったことから、今回は実質のたたき2走目。追い切りでは道中でかなり行きたがるシーンもあったが、騎乗した岩田騎手に聞くと「かなり遅かったから。掛かっていたわけではない」と笑顔。「前走よりいいよ」と相当な感触を示してくれた。
条件面でも、重量は前走から1キロ軽くなり、外回りコースへの対応は同騎手が「坂の下りを利用できるから、むしろいいと思う」と早めのスパートができる同馬にはもってこいのコースか。内枠も前走同様に好材料で、崩れるシーンはまず考えられない。
怖い相手は昨年の覇者○スノーフェアリー。直線で抜け出したアヴェンチュラをめがけて伸びてくるだろう。馬券は◎○の2頭軸で3連複6点(2、3、4、7、8、10)としたい。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)
実力出せばフェアリー連覇だ/エ女王杯
好メンバーがそろったが、昨年の覇者スノーフェアリーが実力を発揮すれば連覇は十分だろう。日本馬が嫌った荒れたインを突いて、あっという間に抜け出した昨年の爆発力は強烈な印象を残した。その後の香港C勝ち、そして牡馬相手のG1で好走を続けている今年の戦歴をみても格は一枚上だ。少し不安があるとすれば昨年よりだいぶ詰まったローテーションだが、牝馬同士で56キロはかなり楽な条件。世界レベルの強さを見せつける。
アパパネは前走がさすがに負けすぎの印象で、復調気配はあっても☆とした。相手本線は秋華賞1、3着馬。どちらも大目標の一戦後だが好調はキープできている。前走は外枠に泣いた○ホエールキャプチャは待望の内を引いた。先行策、もしくはためてのイン強襲なら一発がある。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)
56キロ有利カモンは堅い軸/武蔵野S
G1南部杯で2着に好走したダノンカモンは堅い軸といえそう。トランセンドは休み明けではあったが、こちらも抜け出してソラを使う癖を出さなければ大金星もあった内容。前走より1キロ減の56キロは他馬との比較で断然有利で、自身初の重賞勝ちと、池江厩舎の4週連続重賞Vの可能性は高い。南部杯3着のシルクフォーチュンは決め手が魅力。エスポワールシチーが飛ばした前走と比べると流れが落ち着きそうなのは不安だが、ルメールがうまく折り合わせた時は侮れない。意外性の馬ダイショウジェットは中団追走なら上位食い込みも。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)
末脚堅実バレンチノ抜け出す/みちのくS
ドリームバレンチノは休養前にこのクラスを制し、京王杯スプリングCでも勝ち馬から0秒4差の7着に好走した。復帰初戦の前走は重め残りで4着だったが、たたかれて着実に体調はアップ。末脚は堅実で長い直線を突き抜けてくる。アラマサローズは相手なりに走るタイプ。平たんコースで一押しがある。デリキットピースは発馬さえまともなら上位進出は可能。マッキーコバルトは実績のある左回りに替わって一変も。(日刊スポーツ新聞社 田中聖二)