◆今週の重賞展望~京王杯2歳S~
波乱頻度非常に高し ~慎重予想を心がけよ!
京王杯2歳Sは1965年創設の2歳限定G2。2002年のみ中山開催となったが、本来は東京競馬場芝1400mで争われる。負担重量は馬齢。牡馬55kg、牝馬は1kg減。朝日杯FS、阪神JFの前哨戦である。
昨年度の覇者は、後の朝日杯FSおよびNHKマイルC優勝馬グランプリボス。2着馬は3歳にして安田記念を制したリアルインパクト。
一昨年もエイシンアポロン、アニメイトバイオといった後年の活躍馬を輩出しており、出世レースの一つとしても注目度が高い。
また、上記好走馬で当競走において1番人気に支持された馬はおらず、グランプリボスなどは意外にも7番人気の低評価だった。
非常に波乱頻度の高いレースであり、後年の楽しみもあるが馬券的な妙味にも満ち満ちている。
今年はどの馬が大穴となり、出世レースに名乗りを上げるか!?
当レースは過去10年波乱の連続。馬連平均配当が4,385円。3連複に至っては2万6,631円と平均で万馬券となっている。
1番人気成績は(2、3、0、5)と3着内率50%。1~5番人気までで7勝しているが、7番人気以下で3勝。近5年はとくに荒れており、1番人気は僅かに1勝。7番人気、14番人気といった中穴馬や大穴の台頭もある。
近年ほど波乱の傾向が強くなっている。このデータには、注意するべきだろう。
コースは東京芝7ハロン。スタート後に緩い登り坂が控えてコーナーも近いため、短距離としてはペースが上がりにくい形態。ラップは後傾になりやすく、典型的なスローの上がり勝負。速力任せのスプリンタータイプよりも、ジックリ走れるマイラータイプのほうが好走できるコースである。
脚質的には逃げ先行も残りやすいが、最も勝っているのは中団差し。525mと直線長く坂もあるため、瞬発力と末脚の持続力が同時に求められるコースである。
東西所属別では勝率、連対率、3着内率のいずれでも関西勢優位。牡牝の別では牡馬が圧倒しており、過去10年の勝利馬はすべて牡馬。
前走傾向では、デイリー杯2歳S組が3勝、函館2歳S、新潟2歳S組がそれぞれ2勝。オープン特別経由組も合計で4勝を稼いでおり、格下であっても油断できない。新馬~500万下経由でも2~3着があり、幅広い条件から好走馬を輩出している。
連軸候補には重賞あるいはオープン経由馬が望ましいが、ヒモは様々な条件からチョイスするのが賢明であろう。
注目馬一覧
ゲンテン
札幌の新馬戦、デイリー杯2歳Sともに逃げて好走。重賞では最後交わされてコンマ4秒差の3着に甘んじたが、持ち前の粘り強さは証明できた。
展開次第の面はあるが、スローの逃げ残りには期待できる。連下候補として買い目に入れたい。
ダイワインスパイア
10月23日に新馬勝ちしたばかりだが、2歳新馬としては優秀な1分22秒6のタイムで2馬身半差。スピード能力はかなりのものを持っている。
勝利したコースは今回と同じ府中7ハロン。このコースでの適性を示した点には意義があり、展開および同型馬との兼ね合い次第だが注意するべき1頭だ。
ナイスヘイロー
函館2歳Sはファインチョイス、アイムユアーズの牝馬2頭に遅れを取ったが、3着死守。重い洋芝で上がり時計は第3位の36秒5であった。
小回りの函館芝と1200mしか経験がない点はマイナスだが、前走で先着を許した2頭はいずれも重賞ホースに。先行して速い上がりを出す能力があるだけに、スローになりがちな東京7ハロンは合うかもしれない。
ネオヴァンクル
ききょうSでオープン勝利。デビューから2戦は6ハロンだったが、距離延長で好結果を出した。先行4番手から、上がり3位の35秒6を記録。
道中は詰まり気味で危うかったが、上手に抜け出しての勝利。センスの高さ、勝負根性が感じられる。混戦浮上。
フリーダムマーチ
新馬戦は中山芝マイルを走り勝利。先行3番手から34秒9の上がり2位で差し切り、1馬身4分の1差で勝ち上がった。
前2頭がなかなか止まらない流れの中で、一気加速での抜け出し。ギアチェンジした際の速力は大器の片鱗を感じさせた。
本命は赤松賞となる可能性が高いが、ここに出ても注目馬。
モンストール
新馬、新潟2歳Sと連勝中。G3戦での競馬は見事の一語。上がりは2位の32秒7で、中団9番手から直線ヨレながらもこの時計を記録した。
新潟2歳Sのレース回顧にも記されている通り、ベテラン柴田善ジョッキーが“背中のいい馬”と表現した逸材。実績からしてここは人気筆頭に推されるだろうが、強さと素材の良さは本物。無理に逆らう必要もなく連軸候補筆頭指名。
まとめ~競馬チャンネル推奨の買い方
上記注目馬は6頭を指名したが、過去データ分析にもある通り実績や人気がアテになりづらいレース。基本的には広め選択での購入を推奨したい。
絞るのが困難でBOX買いは難しいが、連軸候補の筆頭にはモンストール。新潟2歳Sの勝ち方が圧巻であった点が、最大の指名理由だ。
とはいえ伏兵の大逆転も十分に考えられる波乱必至の2歳重賞。展開の利を得た不人気馬が激走する可能性は捨て切れず、馬単、3連単ならマルチ流しで確実な的中をもぎ獲りたいところ。
フォーメーションは難しい。慎重に慎重を期して、買い目決定すべきだろう。