ニッカン見解&展望

信頼できるチョイスが軸/ファンタジーS
 最近5年のファンタジーSを見ると1、2番人気馬が苦戦している。特にここ3年は連対さえない。原因は年によってさまざまだと思うが、今年は堅く収まる気がしてならない。それほど◎ファインチョイスは信頼度の高い軸馬だとみる。
 夏の函館2戦で見せた内容が強烈だった。新馬戦はスピードの違いで押し切って勝利。とにかく追ってからの反応の良さに驚いた。続く函館2歳Sは3番手から抜け出して快勝。スピード+センス、短距離で戦う競走馬に不可欠な要素をしっかりと備えている。
 以来3カ月ぶりだが、2週続けて調教に騎乗した岩田騎手は「体が大きくなった」と成長を実感。距離延長や当日輸送など初めての経験も乗り越えられるだけの素材だろう。暮れのG1、また来春へ飛躍を期待。
 ○エイシンキンチェムも好素質。▲レディーメグネイトの逃げ粘りに注意。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)


距離適性でリヴァーレ◎/ユートピアS
 人気上位数頭は力差のない一戦だが、前走内容がいいのは秋華賞最先着のリヴァーレと、府中牝馬S4着のアスカトップレディ。マイルで勝ち星のあるリヴァーレが距離適性で1歩リードか。もともと調教は動く馬だが、3頭併せの真ん中でひるまず伸びた今週の内容も抜群。遠征帰りの疲れは見られない。秋華賞は内をロスなく回ったとはいえ、先行有利の展開をよく追い込んだ。馬場のいい内をさばくシーンに期待。アスカトップレディの前走4着は先行勢ではもっとも踏ん張っていた。やや距離不足でもこの相手なら頭まで狙える。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)


メダリスト惜敗にピリオド打つ/姫川特別
 マイネルメダリストはオープン以外、掲示板を外したことがない堅実タイプ。休み明けのセントライト記念は8着に敗れたが、自己条件の前走は4着とまずまずの走り。前走よりも相手に恵まれた感じで惜敗続きに終止符を打つ。サトノタイガーは半年ぶりの前走でいきなり2着。引き続き状態も良く首位争いに加わる。昇級戦だがゴールドブライアンはまだまだ強くなりそう。3歳勢がリードしているが、穴ならグッドバニヤン。(日刊スポーツ新聞社 田中聖二)


負けられないブルースリ◎/AR共和国杯
 最大ハンデ差7・5キロで波乱含みの一戦だが、京都大賞典3着で復調気配を見せたオウケンブルースリが中心になる。天皇賞をすっぱりパスして、距離の合うこちらを選んだ。2年前のジャパンCではウオッカの鼻差に泣いたが、その舞台に戻るためにここは負けられない一戦の位置付け。コスモラピュタ、ゴールデンハインドなどに先行勢が絡めば長距離線とはいえペースは緩まない。底力勝負になればやはりこの馬が一番だろう。スタミナ比べは望むところのナムラクレセントは折り合いさえつけば逆転の力を秘める。一発なら昨年3着のコスモヘレノス。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)


エスポ58キロでも不動の中心/みやこS
 なかなかの好メンバーがそろい上位伯仲の一戦だが、エスポワールシチーの中心は不動だろう。前走の南部杯がトランセンドから0秒3差の4着。自らレースを引っ張る積極的な立ち回りで、最後まで踏ん張った。目下のダート界でも屈指の1頭で58キロでも勝ち負けだ。ワンダーアキュートはこの秋、いよいよ本格化の気配が漂う。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)