10月23日
ミスターシービーで三冠を達成した松山康師に当時の話を聞くと「そりゃプレッシャーは凄かったよ。それこそ髪の毛が丸ごと抜けるかと思ったくらい(笑) 調教師でもこうなんだから、騎手はもっと凄いんだろうね」と池添の心情を察して語る。こういう話を聞けば聞くほど、馬の事は応援はしても馬券は別、というのが賢い選択に思えるが…。さて、当日の結論は!?
菊花賞
①トーセンラー
蛯名
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前走は勝てると踏んで中山に遠征させたが、勝ち馬にうまいこと乗られてオイシイところを持っていかれた。ただ距離をこなしたのも大きいし、最後も伸びていたのは好感。一度使って型通りに良化しているし、大レースのここ目標にビッシリと稽古もできた。春より成長をしていることも明らかで、「待望の内枠も引けたし、オルフェが秋華賞のホエールみたいに外々を回す競馬をしてくれれば、位置取りの差で勝てる可能性も少なからずある」と蛯名も完全に白旗と言う雰囲気でもない。実績的にも血統的にも坂の下りを最も味方につけられるのはこの馬。オルフェより前でスパートしたい。
10月23日
馬の走る能力に加え、人馬の呼吸、枠順への適応を含めた総合力が試されるのが三冠最終戦。過去の三冠馬6頭は全て1桁台の馬番だった。外が全くダメという傾向ではないが、マイナスなのは確か。
菊花賞
⑱ショウナンマイティ
武豊
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梅田智師と武豊は「小学校、中学校が一緒。それこそ保育園からだよ」という間柄。「大外枠を引いてしまったのは痛いが、ユタカには秘策があるはず」と鞍上に全幅の信頼を寄せる。V請負人のユタカは歴代最多の4勝を誇る菊花賞男。更に「親父が3勝、弟が1勝」という菊花賞には滅法強い“血統”。「阪神2400mと京都3000mは全く別物。内でも外でも勝てるコースだよ。実際にスーパークリークは17番だった。乗り方ひとつで何とでもなる」と当地に対する自信を口にする。
10月23日
土曜の岩田は4勝の固め打ち。あれだけ容赦ない騎乗を見せられると、「やっぱり競馬はジョッキーやな」と思わずにいられない。菊花賞のサダムパテックは「前走時からガラっと変わってる。エエよ」言うとった。口ぶりから先週のアヴェンチュラと比べればさすがに落ちるけど、ダービーの時と違って雨が降っても時計の速い馬場状態なのは歓迎のようや。
京都5R
④クランモンタナ
福永
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08年にはアンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタ、09年にはローズキングダム、ヴィクトワールピサ。後に世界をも制した馬を輩出してきた“伝説の新馬戦”が今年も行われる。このレースで注目されるのが、良血クランモンタナ。「良くなるのはもっと先だが、今のままでも凄い能力を感じる。今年の2歳馬では一番かもしれない」と大絶賛。後のG1級、そういう目線で走りを堪能しようか。
10月23日
池添はには測り知れないプレッシャーが掛かるが、チーム池江の厩舎力を信じ、頼れる相棒を信じ、そして自信を持って臨むだけ。競馬界のためには新スター誕生は何よりも望まれる事。いち競馬ファンとして三冠誕生を応援したい。
京都1R
⑥シゲルユズ
熊沢
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ソエがいよいよ全快に向かっており、状態はどんどんアップ。これまでの競馬にもしっかりとそれが現れてきたおり、今回は更なる前進が期待できる。熊沢Jも「もう順番じゃないかな。ここなら勝てる」と自信満々。日曜の騎乗は朝イチのこの1鞍だけという熊沢だが、菊花賞をはじめ午後のレースへ意識がいく他のジョッキーとは勝負に対する温度差が違う。
新潟4R
⑩サダルメリク
藤懸
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京都を使う予定だったけど、担当しているクリスタルドアが新潟にいくのでこの馬も一緒に連れて行くことになった。稽古つけている藤懸が「本当に具合がいいですよ。今回は自分の以外に降級馬が2頭いますけど、メイショウイッシンが行く流れなら競馬がしやすいし、上位争いdけいます」と自信。レオプレシャス、ハリウッドスターがともにテン乗りなので、そのあたりの強みを生かして食い込みたい。
京都8R
③タマモオンゾウシ
国分恭
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「2歳500万なのにGⅠ南部杯と同じくらいのハイペースで逃げるんだからね。あれじゃ、直線で止まって当たり前。国分も何を考えて乗っているんや」と暴走ペースにテキも激怒した前走。今回は「ここで再びミスをすれば国分を降ろすつもり。アイツも今度は気合を入れて乗るだろうし、まともに力さえ出せれば勝てると思う」と改めての期待を口にする。何としても結果を出さなきゃいけない鞍上が今回は気合の入った騎乗を見せるはずだ。
菊花賞
⑬ウインバリアシオン
安藤勝
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神戸新聞杯の時もアンカツ陣営は強気だったが、今回もトーンは変わっていない。追い切りからその後の最終調整までやるべきことはすべてやって完璧な態勢。「オルフェーヴルは距離が延びていいことないだろうけど、この馬は距離が延びたほうがいい。3000mなら逆転できると信じて乗るし、オルフェーヴル以外に負ける要素はない」とキッパリ。アンカツと言えば、実際にザッツザプレンティでネオユニヴァースの三冠を阻止した実績がある。それ以外にも、チューリップ賞でウオッカに完敗だったダイワスカーレットを桜花賞で見事に逆転するなど、前哨戦で脚を測って本番でキッチリ逆転させる“経験に裏打ちされた技術と読み”が武器。かたやガチガチのプレッシャーを受ける立場に対し、こっちはノンプレッシャー状態。スタートから並んだライバルをどのようにマークして、そして勝負処でどう動くのか。アンカツの一挙手一投足から目が離せない。
10月23日
3000mの適性が問われるのが菊花賞だが、「どの陣営だってやってみないと分からならい」とサダムパテックの西園師。おそらく全陣営の本音だろう。血統的に向き不向きの判断は出来ても、マグニテュード産駒のミホノブルボンだって2着したし、ニホンピロウィナー産駒のメガスターダムだって3着がある。血統はあくまでマクロ視点での傾向であって、ピンポイントにジャッジ出来る材料にならない。今年で言えばシゲルリジチョウ以外全ての馬の血統表にサンデーサイレンスの名前があり、どの馬が勝ったって全く不思議なんかじゃない。
菊花賞
⑫ハーバーコマンド
木村健
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JRAのG1初騎乗が決まったのが兵庫の木村健。「中央のG1に乗れるなんて夢のよう。関係者に感謝したい。ハーバーコマンド号はボクに合いそうなタイプだし。ボク自身も体調は絶好調。相手のことは気にせず、この馬の力を出し切ることに集中したい」と気楽な立場から一発を狙う。キムタケと言えば、昨年のチューリップ賞にてショウリュウムーンを巧みに操り、後の三冠馬アパパネを完封。とにかく“追える”という印象は強い。馬の実績から印が回りにくい馬ではあるが、騎乗ぶりは注目。
東京10R
③リルダヴァル
ピンナ
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ピンナの明日の一番はリルダヴァル。前走はあまりにスローな展開をゆったり構えすぎたのが敗因で、あれは鞍上のペース判断ミス。この馬自身、上がり33.4秒を使っており、休み明けを考えれば及第点を与えられる。今度は一度使ってだいぶデキは上昇しており、自己条件なら「もう負けられない」のが本音。時計の掛かる馬場でも過去に強い勝ち方をしているし、不安らしい不安が見当たらない。