ニッカン見解&展望
マイル適性高いラクリマの一発/富士S
3歳馬マイネルラクリマの一発だ。オールカマーで6着に敗れると、菊花賞狙いからすっぱりとマイル路線に切り替えた。個人的には長距離でしぶとさを生かすレースも合うと思うが、新潟2歳S2着、休み明けのNHKマイルC6着などマイル適性ももちろん高い。先週、今週の抜群の動きからもひとたたきの上積みはかなり大きそう。差し返した白百合Sからも馬体を併せての追い比べならかなりしぶとく、道悪で後続の切れが鈍れば重賞初制覇のチャンスだ。重賞で連続好走のレインボーペガサスも地力は上位。こちらも積極策で粘り込みを狙う。安田記念2着のストロングリターンは休み明けの分で評価を下げたが、決め手は一枚上の存在だ。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)
高速決着・・・ルージュの出番/室町S
開幕して2週の京都ダート戦は、芝と同様に高速決着が目立ちます。意外に差しは利いていますが、やはり前へ行けて持ち時計のあるタイプが有利なのは確かでしょう。室町Sも好メンバーがそろって激流必至。しかも雨予報となれば、やはり高速決着でしょう。
◎レディルージュから狙う。同馬のダート1200メートル戦の持ち時計1分10秒2は、今回の出走馬からすれば特筆するほど速いわけではない。が、まだダートのキャリアは5戦。芝の同距離では1分7秒台の高速時計がある馬で、まだまだ詰められる余地はあるだろう。しかも、芝戦では小倉や京都を得意にしていたタイプで、今回初めて走る京都ダートも魅力は十分。ハンデも手ごろで中心視する。
強敵は脚抜きのいいダートを得意とするマルカベンチャー。ハナが切れそうなケイアイテンジンも巻き返してくるだろう。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)
3キロ減魅力・・・サクセス狙う/魚野川特別
実力接近で波乱含み。昇級戦でも調子の良さを買ってネオサクセスを狙った。デビューから2桁着順は1回だけで、強い相手でもそれなり走る。前走は2番手につけ、早め先頭でそのまま押し切る内容ある競馬だった。斤量が前走から3キロ減るのも大きい。先行集団につけて抜け出す。このクラスの安定勢力であるプラージュが対抗。末脚は切れるし直線一気も。2走前に連対しているスーパーオービット、復調してきたヤマカツゴールドに注意。(日刊スポーツ新聞社 田中聖二)
オルフェ差し切って3冠!/菊花賞
オルフェーヴルの3冠達成が濃厚だ。今春は震災の影響で皐月賞、ダービーとも東京競馬場を舞台に行われたが、良馬場で瞬発力勝負となった1冠目、道悪でパワーを要求された2冠目とも内容は完勝。春の時点から切れ味、パワー、スタミナは一枚抜けていた。3冠には夏の成長も不可欠だが、秋初戦の神戸新聞杯では春以上の馬体で切れ味を増して圧勝。3000メートルに延びても、極端に折り合いを欠くことさえなければライバルを差し切るだろう。
相手筆頭は馬券妙味も含めてサダムパテック。前走からの上積みが大きい。(大阪日刊スポーツ新聞社 伊嶋健一郎)
瞬発力違う・・・オルフェ圧勝ある!/菊花賞
オルフェーヴルが史上7頭目の3冠馬になる。春先までは若さを残したが、クラシックの時期から一戦ごとに強さを増した。それまでの直線勝負でなく好位からの競馬で結果を出した神戸新聞杯を見ても、レース運びに幅が出ている。3000メートルの特殊な流れでは折り合い万全とは言い切れない面もあるが、デビューからコンビを組む池添騎手がしっかり我慢させるはず。瞬発力は世代屈指。仕掛けどころさえ間違わなければ、ダービー以上の圧勝もある。対抗はダービー、神戸新聞杯2着のウインバリアシオン。同じ位置からの瞬発力比べでは逆転は難しいだろうが、そこは勝負師の安藤勝。ロングスパートなど対抗策は練っているはずで怖い存在だ。馬場状態が微妙だが、良に回復すれば京都得意のトーセンラーの一発も。(日刊スポーツ新聞社 高木一成)