◆今週の重賞展望~府中牝馬S~

エリ女杯へ向けた女同士の前哨戦 ~配当妙味満載!
府中牝馬Sは、東京芝1800mで行われる牝馬限定G2。昨年までG3競走であったが、本年より、グレードが格上げされて行われることとなった。元来は1953年創設の東京牝馬特別。これが当競走の発祥となっている。
エリザベス女王杯への前哨戦として親しまれており、負担重量はグレード別定。ここからマイルCSを制した馬も登場。近年においては堅く収まらない重賞でもあり、様々な意味合いで注目のレースである。
近2年は事実、異様な大波乱が起こっている。
昨年は4番人気馬が勝つも、2着には14番人気。3連単42万3,340円、馬連でも2万7,120円の高配当がついた。一昨年も3連単42万1,050円が飛び出しており、配当的に非常に興味をそそるレースである。
本年度は、いかなる結果が待っているのか。
競馬チャンネル特捜班の徹底分析で、軸&穴馬を探り出す!
当レース過去10年の1番人気成績は(3、2、2、3)と、3着内率70%で高い数字。連軸としてなら、信頼できる割合となっている。ここ2年はとんでもない大波乱となっているが、基本的には1番人気馬を信用してもよさそうだ。
今年はとくに牝馬三冠のアパパネが参戦。東京巧者でもあり、軸馬としての信頼度は高そう。これに穴馬を絡める買い方が、最も妥当であるかもしれない。
コース的には先週の毎日王冠と同じ芝1800m。速い上がりが要求される馬場で、基本的には後傾ラップ。瞬発力ある馬には注目するべきだろう。
馬齢別では、7歳以上の馬券圏内はゼロ。3歳は3着が一回、6歳は2着が一回あるのみで、殆ど4~5歳の独壇場である。前走傾向としては、条件戦組は割引。クイーンS組の勝率が高い。重賞経由組でも条件戦組でも、前走10着以下大敗馬は3着が2度あるのみ。大敗馬には注意を向ける必要がないだろう。
以下、注目馬ピックアップ!
注目馬一覧
アニメイトバイオ
一時の不振から脱し、前々走の七夕賞3着、前走クイーンSでも3着に入った。中団差しの戦法で臨み、好走のカンを取り戻しつつある。
東京の同コースはエプソムS7着があるが、後方から一気に追い込んでのもの。それ以降戦法を変えてきており、参考外でよい。
好走のカンが甦りつつある現状なら、元々の能力からして無視できない。
アパパネ
ご存知三冠牝馬。古馬となってからもブエナビスタに土をつけヴィクトリアマイル制覇。東京コースとの相性も抜群で、安田記念も敗れたとはいえコンマ2秒差6着。牡馬相手でも比較的善戦している。
問題は休み明けで、鉄砲は牝馬限定でも走れていない前歴がある点。能力やコース適性の面から馬券圏外となる姿は想像しづらいが、1着固定となると疑問符。1頭のみ57kgを背負うのも不利で、今回に限っては連軸として扱うべきか。
イタリアンレッド
夏場の大活躍は記憶に新しいところ。七夕賞、小倉記念とG3を連勝した。
夏に入るまでは重賞でイマイチの競馬が続いていたが、マクリの戦法を覚えてからは才能開花。4角で先行集団に取り付き最後交わす競馬が板についてきた。
マクって押し上げて最後には必ず堅実な脚を使う。展開にも左右されにくく、ここも当然の有力候補。
コロンバスサークル
重賞実績は中山牝馬Sの4着が再考だが、前走は牡馬混合のG2オールカマーで0.4秒差4着に善戦。オープン勝ちすらまだないが、確実に力をつけている。
昨年の府中牝馬Sは10着だが、当時とは戦法も力量も違う。先行粘る競馬が板についた今なら、穴候補として食指が伸びる。
フミノイマージン
今年春以降急速に力をつけてきた1頭。中山牝馬S2着後、福島牝馬S優勝。金鯱賞は6着も、マーメイドSでG3の2勝目を飾った。
後方からの鋭い末脚は極上。新潟で行われた福島牝馬Sで勝っているだけに、東京の長い直線は確実に合う。
4ヶ月休養明けだが鉄砲は(1、0、1、0)。ここも好走有力候補。
ブロードストリート
2009年秋華賞2着の実力馬。しばらく伸び悩んだが、前々走マーメイドSで2着連対。前走クイーンSではコンマ2秒差4着であった。
絶不調期は完全に過ぎた印象。ここ2戦は上がりも第3位を続けており、元来持っている豪脚が甦りつつあるようだ。
完全復活の舞台が今回となるか? 少なくとも、連下には含めておきたい。
レディアルバローザ
中山牝馬S優勝後、ヴィクトリアマイル3着。クイーンSは6着となったが、朝日チャレンジCでは牡馬に混じって3着と好走した。
G1級牡馬を向こうに回して好戦できる実力は、侮れない。今回はアパパネに対して2kgの斤量における恩恵があり、本格化の兆しがみえる今なら大逆転も可能。勝ち負け争いの最有力候補。
まとめ~競馬チャンネル推奨の買い方
アパパネはむろん有力だが、今回は休養明け鉄砲。57kgのグレード別定重量も大きな負担で、全幅の信頼感はない。有望視するとしても、せいぜい連軸の扱いが妥当ではないだろうか。
上記に記した7頭以外でも、今年は伏兵多数。条件馬でも意外に侮れず、今年も前2年同様に大きな波乱があるかもしれない。
よって、買い方としてはBOXか連軸流し。これがベストであろう。着順固定やフォーメーションでは、かなり的中困難とみる。
アパパネを逆転する候補としては、レディアルバローザ、イタリアンレッド、フミノイマージン。現段階においては、この3頭が有力ではないかと観測している。