G1勝ちのない1番人気
レースの結果だけでなく人気もフタを開けてみないとわからないが、秋華賞ではホエールキャプチャが1番人気になる可能性がある。
マルセリーナとエリンコートがローズSで掲示板を外したとあってはなおさらだ。
 仮に1番人気になると、ホエールキャプチャはG1勝ちがないままに牝馬三冠目の1番人気に推されるということになるが、過去に同様の例はどのくらいあるだろうか?
 私の調べが間違っていなければ、グレード制導入後では過去に8頭だ。昭和60年のアサクサスケールに始まって、シヨノロマン、エルカーサリバー、プライムステージ、エアデジャヴー、トゥザヴィクトリー、アドマイヤグルーヴ、アドマイヤキッスである。
 馬名を一覧してお気づきかと思うが、これらの馬はすべて三冠目で負けている。2着馬は3頭いるが、優勝馬はいない。アドマイヤグルーヴは次走のエリザベス女王杯でG1を勝つが、秋華賞は2着。アサクサスケールは生涯6戦5勝だが、エリザベス女王杯だけは2着だった。
 もちろん、G1勝ちのない馬が三冠目を勝つチャンスが無いというわけではない。2番人気に推されたケースではスイープトウショウ、エアメサイア、レッドディザイアと3頭が秋華賞を制している。
 なにぶんサンプルの少ない話なので「たまたま」と片付けてしまえばそれまでだが、WIN5の登場で1着か否かが大きい意味を持つ昨今である。馬連時代のように「1着でも2着でもいい」というわけにはいかない。
 春二冠の覇者どちらかが1番人気になればこの問題そのものが発生せず丸く収まるが、ホエールキャプチャが1番人気だったらその先をどう読むか?
 ちなみに、先述した8頭が負けたレースは、春二冠の勝ち馬が制したケースが3例、春二冠に出ておらず夏に条件戦を走っていた馬が5例と両極端だ。「中途半端な春勢力」は勝っていない。 (ネット競馬より抜粋)