【オールカマー】最強馬証明の秋アーネストリー
宝塚記念でアーネストリーは、昨年の年度代表馬ブエナビスタをねじ伏せた。この秋、さらなる飛躍を狙う
日曜の中山競馬のメーンは産経賞オールカマー。秋の古馬GIシリーズのステップレースとなる。主役は宝塚記念をレコードで制したアーネストリー。札幌記念を自重してからは、順調に乗り込んでおり、天皇賞・秋に向けて好発進を切りたいところだ。
待望のタイトルを手に胸を張って秋初戦を迎える。宝塚記念でGI初勝利を飾ったアーネストリーは、この秋3走を予定。GIは、天皇賞(10月30日、東京、芝2000メートル)から有馬記念(12月25日、中山、芝2500メートル)を予定しており、ステップレースのここで負けるわけにはいかない。
6歳春にしてGI制覇となったが、デビュー当時から陣営は大きな期待をかけていた。2歳7月のデビュー戦は、後のオークス馬トールポピー、皐月賞馬キャプテントゥーレを下してのもの。その後は骨膜炎などがあり出世に時間がかかったが、トレーナーは焦らずじっくり本格化を待った。体の不安がなくなり4歳秋には、中距離のトップホースとして軌道に乗った。
宝塚記念後は、予定していた札幌記念こそ1週前の段階で軽いねんざ(左前肢)で回避したが、すぐに回復。オールカマーに照準を定めてからは順調に調整してきた。
「(ねんざの)症状は軽かったし、放牧先で乗り出したときには治っていた」と佐々木晶調教師は説明する。1週前には主戦の佐藤哲三騎手が騎乗。坂路で鋭い動きを見せて、4ハロン51秒5-12秒4をマークした。
「動きは上々。札幌記念の前に1回仕上げてから緩めずに乗っているし、調整は楽だね。仕上がりはいいよ」とトレーナーもステップレースとはいえ万全の態勢で臨むつもりだ。
厩舎の先輩タップダンスシチーは6歳でジャパンCを勝ち、7歳で宝塚記念を制して凱旋門賞に挑戦した。この秋、タップを超える可能性は十分ある。「馬体は充実しているし、超一流馬だからね。悪いところはないし、普通の状態ならいいレースができるんじゃないかな」と指揮官は自信を持って送り出す。(サンスポより抜粋)