◆今週の重賞展望~ローズS~
オークス組有望か? ~秋華賞を占う重要レース!
3歳牝馬限定のローズSは1983年創設。当初はエリザベス女王杯へのトライアル競走であったが、1996年からは秋華賞トライアルへと変更。3着馬までが、優先的にG1の舞台へと進出できる。
グレードはG2で、阪神1800mでの施行。負担重量は馬齢による54kgとなっている。
注目されるのは、むろんオークス(優駿牝馬)の好走組である。過去データを参照しても、オークスを経由した馬の勝率は高い。
クイーンSで古馬と争い揉まれた馬にも要注意で3着内率の面では侮れない。1000万条件を経由した馬の場合も、格下であっても3着への入線は大いにある。G1組にばかり気を取られず、この辺り、気をつけておくべきである。
人気別では1番人気信頼度が高い。過去10年で(3、3、1、3)と連対率60%、3着内率70%の高率。2連勝式、3連勝式馬券のいずれでも連軸にふさわしい数字である。
東西所属別では関西馬の出走自体が多いとはいえ、3着内率でみれば関西馬のほうがやや高い数字。地元の利が、やはりある。関東馬の場合は、実績あり評価の高い馬なら馬券対象となりやすい。
ここで好走して秋華賞へ駒を進めるのは?
本年激走馬をアブリ出す!
注目馬一覧
エリンコート
オークス馬。7番人気と低評価ながら、500万下から3連勝を飾り一気にG1馬へ。6ハロンでデビューしたデュランダル産駒だが、距離的な融通性が高い馬である。
先行、中団のいずれでも競馬でき、自在性も備える。武器はこの器用さと競馬センス。
オークス制覇をフロック視する向きもあるが、勝利したのは紛れもない事実。やはり、舐めてかかるべきではないだろう。
キョウワジャンヌ
距離1800mは初体験となるが、マイルの500万条件で勝ち鞍。その鹿ケ谷特別では上がり32秒7を記録。中団から鋭い切れ味で差すのが好走パターン。前走は最速上がりであった。
距離延長で斤量もここ2戦より2kg上がる。この点は不利でも、混合古馬1000万条件で勝ち鞍があるのは3歳牝馬として一級品の証。能力的に無視できず、穴馬候補。
ドナウブルー
4月のニュージーランドTでは、NHKマイルC4着のエイシンオスマンに0.3秒差。シンザン記念でもレッドデイヴィスにコンマ8秒差の5着と世代一線級と互角に争う。皐月賞、ダービー二冠のオルフェーヴルとは0.6秒差であった。
牡牝の別なく世代強豪と僅差を繰り返してきただけに、同馬の能力も一級品と観測できる。距離経験はマイルまでしかなく5ヶ月半の間隔があるが、末脚には破壊力があり軽視禁物。
ホエールキャプチャ
レーヴディソールと常に勝ち負けを争ってきた、世代最強候補の一角。桜花賞、オークスともに僅差で涙をのんだが、力量的にG1級であるのは誰もが認めるところ。
常に最速上がりベストスリーに入る豪脚を武器とするが、難点は立ち遅れるケースが目立つこと。これさえ克服できれば、秋華賞でも有力候補となる。全8戦で馬券圏外は一回もなく、今回も本命候補。
マイネイサベル
新潟2歳S勝利の実績があるテレグノシス産駒。父の血の影響が濃いのか、同馬も左回りに良積が集中。右回りでの最高着順は、フラワーCの4着である。
コース適性にやや問題があるも、敗れても常に僅差であり能力的には一線級。3連勝式馬券の3着候補として買い目には入れたいところだ。
マルセリーナ
桜花賞馬。オークスでは4着に敗退しており、距離2400mに問題があったか?
キャリア戦績からもマイル前後が最適なのは明らかで、距離1800mなら対応可。武器である速い上がり自体はオークスでも使えており、今回の距離なら突き抜けてもおかしくない。やや人気落ちすると思われ、オッズ的にも美味かもしれない。連軸候補。
リヴァーレ
1000万条件の三面川特別で古馬牝馬を撃破し勝利。全7戦で2戦ダートを走っているが、芝では3勝をあげ馬券圏外ゼロ。
いまだ底を見せておらず、距離もマイルから1800mが最適と意外にコワイ。
遅れてきた大物の匂いが漂い、軽視しづらい1頭。穴候補。
まとめ~競馬チャンネル推奨の買い方
過去傾向からすれば、案外荒れやすい印象。6~9番人気辺りの中穴どころが台頭するケースが多く、馬券妙味はある。
1番人気馬の連対率や3着内率は高いが、軸馬にするなら、伏兵台頭を見越して3連単ならマルチ軸として扱うのが妥当。フォーメーションでも、1~3着まで万遍なく配置しておくのが無難であろう。
現状のメンバー構成から、連軸にはホエールキャプチャが最適か。出遅れの危険性はあるが、馬券圏内を外すことはないと思われる。
問題は仕上がり具合。パドックを注視することは必須である。