解雇通告されたあと


その後も会社に行ってください

と弁護士に言われた


帰らないと警察を呼ぶ

と言われたら

会社を出て良いです

と弁護士に言われていた


私は

もう、そりゃあ、頑張って

会社に行った


夫に、何で会社に来るんだ!

今まで見たことのない

夫の怖い顔を見た


そして

帰らないと警察を呼ぶ

と言われた


弁護士の言う通りだ…


その後、社内の幹部宛メール配信で

私を解雇した事を

夫は、皆に報告していた


メールには

自分(夫)の女性関係が原因で

私が法を犯した

だから解雇した

みたいな事が書いてあった


私は、解雇通告を受け取る前

水商売の女の実家に行って

女の親に会おうとしていたのだ


私は近所の人に不審者扱いされ

警察に通報され

親に会うことは出来なかった

その後

警察に保護された


その事は夫に警察から伝わっている


それが私が法を犯した事になっている


夫は、メールで

私の名誉の為に詳しくは話さない

とか、書いていた


違うでしょうがー!

自分を守る為でしょ?


この頃の私は

悲しみと、怒りと、不信感

負の感情の全てを持ち合わせていた


だけど

会社に行かないで良い事

夫の仕事を手伝わなくて良い事

ほっとした

これで良かったんだと思った


私は

解雇裁判の準備と

今まで出来なかった事をやる毎日


もちろん弁護士と陳述書の打ち合わせは

苦しかった

でも、その闘う気持ちが

私の悲しみを消してくれた


解雇裁判は

不当な解雇なので復職を求めるのと

裁判中の給与の支払いを求めた


最初から金で解決しようとしていた夫

本裁判までの給与の支払いは

直ぐに認めて支払われた


本裁判も、割と直ぐに和解案が提示された