今回のテーマは「新曲視唱の練習の仕方」です。

私は高1から声楽を国立音楽大学の先生にみていただきました。
はじめは何もわからず、新曲って何!?という感じでした。
新曲視唱は実際の試験会場で、数十秒間楽譜を見て初見で歌う
というものです。
ズバリ…かなり難しいです!!
しかしながら、きちんと訓練すれば何も怖くはありません。

私は声楽のレッスン時に毎回コールユーブンゲンという楽譜を使って
新曲視唱の訓練を受けました。
 

 

 


レッスンは非常に厳しいものでした。
この楽譜一冊を全て音程からリズム全てにおいて完璧に歌えるように
しなければなりませんでした。
ほんの少しでも音の高低があると、正確に歌えるまでやりました。
かなりの根性出していましたね(笑)
当時の私は家で毎日一冊全てのメロディーを暇さえあれば練習していました。今考えても凄い練習量です!!

でも地方から国立音楽大学に入るには大変な時代でしたので…
(当時は倍率が30倍代でした)
このくらいやらないと無理ですよね。
今ではこの頃の経験は私にとって宝物です宝石赤
先生には本当に感謝しています。

要はこのコールユーブンゲンを全て完璧に歌えれば
新曲視唱は怖くないということ。
勿論過去問題で新曲視唱もやりますけどね。

とにかくコールユーブンゲンでは音感と音程が安定する効果が得られます。歌い方を学ぶにも実にいいテキストです。
今回横浜国立大学に合格した生徒さんのレッスンにも使用しました。
案の定効果抜群で、半年という限られた時間でも技術がメキメキ向上していきました。

受験生時代、声楽もピアノもそれなりに練習は大変でしたが、
今思えば新曲視唱のレッスンが一番苦労した気がします。
これから音大・音高受験、宝塚音楽学校受験を考えている方は
コールユーブンゲンは必須ですので根気よく繰り返し練習しましょう。

頑張れ受験生!!