兄が吹奏楽部の部長だった。

小学生6年の時に中学校から吹奏楽部がやってきた。

クラシックとポップス(フラッシュダンスのテーマ)を演奏した。

とても素晴らしい演奏だった。虜になった。

 

中学校に入学して、仮入部があったが迷わず吹奏楽部のある音楽室に行った。

金管楽器に誘われてマウスピースを試された。

大きく息を吸って口にマウスピースを当てて「ふぅ」と息を吹いた。

「うまいね、さすが部長の弟」・・・関係ない。

本入部で吹奏楽部に入部した。

パートはトロンボーンになった。1年生ではもう一人女子がいた。西〇さん。(元気かなぁ)

吹奏楽部のメニューはまずはパート(楽器ごと)に分かれて教室で練習。

その後、「総合」と我が中学校ではいってパートが終わったら音楽室に集まって

トーンを合わせて、顧問の先生が来るまで部長が練習をするのが普通。

 

吹奏楽の魅力はオーケストラにない管楽器だけの”音”が好き。

「総合」での音が重なる魅力や夏にある「サマーブラスコンサート」

夏休みにある「吹奏楽コンクール予選」でのみんなに聴かせる魅力。

 

私は中学生2年の時に3年生が引退を機に部長推薦があった。

その推薦の場で平〇さんが迷わす私を推薦した。

理由は明白「兄が部長だったから」まんまと引っかかった。

大所帯の吹奏楽部の部長になってしまった。

予選ではトロンボーンが主役の「ナブッコ序曲」だった。

上手く吹けない、上手く吹けない。練習の繰り返し。

家にも楽器を持って帰って練習もした。

 

そして、予選が倉吉であった。

緊張したが、上手く吹けたと思う。

そして表彰式、我が校は見事「金賞」を取ることが出来た。

私は舞台で「やったー!」と拳を突き上げて喜んだ。

帰りのバスでみんなに祝福された「西村部長のおかげです」なんて言われたが、そんなバカな話はない。

みんなで取った金賞であり、中国大会まで行けたのだった。

 

中国大会は9月に広島厚生年金会館で行われた。

もちろん、1泊2日の泊り。

1日目はヒロシマ入りして南区のどこかの学校で練習。

2日目が本番。

緊張した。

自分が上手く吹けたのか分からないくらい緊張した。

当時の中国大会の背景は島根県勢が強くて、演奏後会場で聴いたらまるでプロの吹奏楽の様な演奏であった。

表彰式。

ここでももちろん私は舞台に立って「銀賞」のトロフィーをもらった。

金賞は島根県の出雲第一とか広島の皆実だったと思う。

高校でもトロンボーンを選んだ。

社会人になって、吹奏楽サークルがあるというので入ってサックスを吹いた。

 

吹奏楽の魅力は団体の総合的な演奏とまとめる先生の力。

私のかけがえのない財産だ、吹奏楽は。