30歳の時の転勤でK氏に出会いました。
もっとも、それ以前にも出張先で数回会っています。
雑談をしたり、意見を戦わせたこともあります。
同僚になってからも喧嘩をしたことが数回ありますが、彼はつまらない人ではありませんでした。
高邁な思想を持ってみえ、彼から見ると、周りの者に物足りなさを感じたのでしょう
喧嘩はしましたが、なかなかやさしい人で嫌いにはなれませんでした。
ある時などは、体の不自由な私が使用していた補助器具が壊れたことがありましたが、彼は冷静、沈着に高価な自前の材料を使い、私の器具を修理してくれました。
また、彼は記事「狂おしい季節」で紹介した女性Tさん(あだ名は雪女)とは、同じ国立大学の同窓でした。
第一志望の国立大学を失敗したTさんは、第二志望の国立大学に受かったのですが、登校しませんでした。
ショックだったのでしょう
K氏は、その同級生のTさんに通学を促し、毎日4年間、車で大学に送り迎えしました。
K氏はその後、Tさんにプロポーズしましたが、ダメだったそうです
後に、私はK氏から直々に聞きました。
「俺はTさんのお母さんには気に入られていたが、本人には気に入られてなかったみたいだ
」
そんなK氏の趣味はフォークソングと天体観測です。
ギターが上手かったし、40歳ぐらいで信州に別荘を建て、自前の天体観測所を作られました。
私とも同僚でしたが、K氏の親友のS氏は新しい彗星を発見し、国際的にも認められ、その彗星にはS氏の名前が付いています。
K氏とS氏は天体観測のためだけに、オーストラリア等の海外旅行に出掛けていました。
半端ではありませんでした。
その後、K氏の転勤で別れましたが、K氏の次の次の職場は過酷な職場でした。
K氏のある行動が上層部に気に入られてなかったみたいです
たいした行動ではないのですが
個性がありユニークだと冷遇される傾向がありました
K氏はガンを発病し、在職中に亡くなられてしまいました
私は思っています。
職場環境への葛藤がガンの進行を早めたのかも知れない。
もしかしたら、発病にも関与していたのかも知れない