あなたは次のA、B、Cの質問のどれか1つにでもいいですから、即答できますか?
わかりませんという回答は、回答に含まないものとします。
A、シカゴにピアノ調律師は何人いるか?
B、日本全国に犬は何匹いるか?
C、世界中で一日に食べられるピザは何枚か?
例えば、Aの質問に即答できるのは、シカゴの統計局の方だけでしょう。
あるいは病的なまでの知識欲を持った方も知っているかも知れません。
いずれにせよ、知っていてこの質問に答えられるのは、世界に10人はいないでしょう。
実は、これらの設問をフェルミ推定と言い、数量を問うとんでもない質問に、いかに論理的な解答をするかが試されるものです。
狙っているのは知識量でなく、思考力、論理力なのです。
Aの設問だけに限定し、話を進めます。
ある人は、約83人と答えました。
この人の思考、脳の中を覗いてみましょう。
1、先ず、シカゴの人口を推定します。
間違っていたって構いません。
論理展開が大切なのです。
もし、人口を間違えて、正しくない最終解答が得られたとしても、後から人口だけ訂正すれば、正しい解答が得られる訳ですから。
東京よりだいぶ少ないだろうということで、300万人とします。
次に、アメリカは1世帯3人であると仮定して、100万世帯と予測します。
このうち、ピアノが買える富裕層は半分として、50万世帯。
この中で、10世帯に1台ピアノがあると考えると、ピアノは5万台になります。
2、次に、1台につき、1年に1回調律の必要があるとすると、年間5万件の調律の需要が発生します。
3、次に調律師は、年間200日働くと仮定します。
1人、1日平均3件の調律がこなせるとすると、年間600件こなせます。
4、最後に
50000÷600
≒83
したがって、83人です。
ある分野では、このような思考力が求められているみたいです。
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