年末年始に聴き逃し配信で秋鹿真人アナウンサーの朗読 貉を3、4回聞いたお話。
最初はナレーションが入る。赤坂に貉(むじな)がいた。最後に見かけたのは30年前におじさん?が書き残していた。そのかたは亡くなられているため、書き残したものを読み上げている(といったような説明。声が聞きやすい秋鹿真人アナウンサー)。
夜遅くになると坂には一匹の貉が出る。そのためみなさんは遠回りしていた。
おじさんは座って泣いている女中に声をかける。
「お女中?(聞こえていますか?のトーン)」
「お、じょ、ちゅう(安心して下さいの雰囲気を覚える。声やトーンが大山武人アナウンサーにそっくりで頭が混乱する)」
女中の顔がつるりとしていた。目も鼻もない。
「うわぁーっ」
心からの叫びが個人的ツボ。そのまま走る男。周りは暗い。一筋の光が見える。そば屋らしい。
「女がいたんですよ」
といったことを伝える男。あわあわしている。
「追い剥ぎですか?」
そっけないそば屋のご主人。対比が良い。聞いていて楽しい。
「女のことは、これ以上は・・・」
男は今にも泣き出しそう。私は身を乗り出して聞いてしまう。
「それってこんな顔していました?(意訳)」
そっけないままのご主人も同じく貉だった。そば屋の光も消えたといったようなしめくくりでした。
もうあき秋鹿なと思うまもなく世界観に引き込まれました。NHKアナウンサーは素晴らしい技術をお持ちですね。