夢を見た




短い、短い夢。

ほんの、10分くらいの

幸せな夢だった。





甘い響きで

あたしを呼んだ





夢の中だけでも

あなたを抱きしめたことは忘れない。








上手く笑ってあげられなかったけど

上手く手を振ってあげられなかったけど

だいすきだよ。

いちばん、あいしてる。





あたしは







うたがすき








久しぶりに、心から満たされた。




あたしの歌を、聴かせたかったよ。





たしかに

涙は飾りなんかじゃない。

真珠でも、ダイヤでもない。

だからこそ、流した涙は全部本当。

全部、全部

あたしの精一杯の気持ち。



時々思い出して

ものすごく苦しくなる

彼の存在




あたしを、どうやって愛したっけ

どうやって名前を呼んだっけ

欠片が頭の中を突き刺す







痛いよ






もう、あたしのものじゃない

あなたはどうやって

あたしを忘れたの?

どうやって

苦しまなくなったの?





最後まで嘘つきなら

あたしを大切だと言い続けてほしかった









あたしだって

あなたなんか、もう要らないんだから




でも、ごめんなさい

今でも、大切なの。