朝が辛いです

だってここは、きみの隣じゃないから。

夜が辛いです

だってここは、きみの隣じゃないから。




彼に愛された日から

一度も電源を入れてなかったデジカメ。

想い出と一緒に、涙が溢れた。




一緒に、いたかったな。




写真に写る笑顔は

あたしに向けられた笑顔

きみの笑顔がだいすきだった。

何よりも、大切だって思っていたんだよ。

でも、壊したのは、あたしだっけ。



あのまま、小浜の海に消えてしまえたら

きっと、あたしは、世界でいちばん幸せな女になれた。

あの日の言葉、仕草、景色、流れていく時間まで、すべてを

あたしの中に残しておけばよかった。

これから、いつでも行けると思っていた場所

これから、いつでもできると思っていたこと

これから、いつでも言えると思っていた言葉

大切にしなきゃいけなかった。

もう、ここに、きみはいないから。





明日は、最後に会ったときと同じ服を着ていくよ。



付き合い始めたときと

初デートのあの日とも同じ

お気に入りのスカートで。