五月祭(化生系) | 嫌いなことを嫌いと言うより好きなことを好きだと言おう

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しゃべりたいことをいっぱいしゃべる予定。予定は未定。

五月祭が楽しかったという話です。

 

今年は、化生系3学科の企画に携わってました。
うちの学科は、3年生が自主的にブースを運営することを
先生が期待していて、学科の研究室にとらわれず、...
好きなことをやっていいというスタンスです。
それを聞いて、去年の教養の授業で知った
等温でDNAを増幅できるLAMP法を、
来場者の手の中でやる、ということが
できたらどうだろうか、と思い、DNA班を作りました。

 

その後、学科の先生と相談して、
LAMP法を開発した企業さんに連絡をとり、
36℃程度の低温ではLAMP法が進行しない、とか、
高度に増幅したDNAの処理は研究室じゃないとできない、
などの理由で、私の発想は夢物語に終わりました。
けれど、自分の気に入った技術について、
その開発をした企業の方から直接教われたことは、
貴重な経験だったし、想定とは違う方法ではあれ、
実験を交えたことで、来場した多くの人に、
LAMP法に少しでも興味をもってもらえて、
すごくよかったです。

 

思っていた以上に、DNAまわりの技術について、
かみ砕いて説明するのは難しくて、
ポスターは文字が多くなり、
結局、親しみにくいブースができてしまいました。
なので、当日が来るのがわりと不安でした。
しかしながら、いざ始まってみて、
お客さんに口頭で説明してみると、
案外、中学生以上には伝わる程度までかみ砕くことができて、
予想していたより多くの人に、
LAMP法・DNAシークエンサ・ECHOプローブの
長所を伝えることができたと思っています。
(口で話すとあのくらい簡潔にできるのに、
ポスターは長くなってしまうのはなぜだろう)
一部のお客さんには、原理まで興味をもってもらえました。
この辺の内容に全然詳しくなさそうなお兄さんが、
理解できるまで私の説明を聞いてくれて、
「めっちゃ面白い」って帰って行ったのが
とても印象に残っています。

 

自分の好きな話を、たくさんの人に話して、
面白いって言ってもらうのが、すごく楽しい経験でした。
また、学術企画のブースなので、
院生とかの人が多く来ていて、
いろいろと教わることができたのもよかったです。

 

この企画のために、たくさんの人に協力してもらえたし、
想定外によい企画になったし、今年の五月祭は、
すごく嬉しい思い出として記憶されそうだ、と思いました。