『笑み』
笑とは、平等にめぐらして大となす事なりて、これを笑と言うなり。
冠の竹とは等しい事を示すに、作りの形はこれ、しなやかにして、艶やか、若々しいとも示すなり。
字形字義は、ノ字の大なりて、ノ字は、切り開く、めぐらす、払うの三義をもち、大とは、それとひとつと示すなり。
笑みは、等しく、闇を払いて、命を切り開き、明と世界にめぐらしゆくと示すに、大とはこれを示すなり。
すなわち、等しくめぐらして大となすに、笑みの働きを示すなり。
はたまた、等しく払いて、心、明と切り開くに大なるに、笑みとはこれを示すなり。
しかるにまた、笑みこそ、等しく、若々しく、しなやかになす力とこれを教えるなり。
ゆえに、笑みこそ大切になして明と生きよと教えるなり。
これ、施願施心の一とはなると知る事なり。
春、草花等しくして咲くは、笑みこれなり。
すなわち、咲くをまた笑むと示すはこれなり。
春とはゆえに、天地の笑みと言うなり。
等しく咲くはまた花の妙なり。
花みな等しく笑みて(咲かせて)法教一命と説きて天とゆくなり。
されば人よ、その花一命とあるに等しく咲かせずして道とゆくは悲しき事なり。
命これを覚めて実と咲かせて笑むを知れとは示すなり。
今を一命一心と咲かせて、人命とゆくべし。
常に今咲かせんと思わざれば、いずこにこれ咲かせるなり。
今、これを咲かせて笑みて暮らせと示すなり。
人、笑みて死せる命を生きよ。
死出の旅路に笑みを忘れば、苦界の道の開くなり。
されば、生きるに、正道を生きて、命これを咲かせて、笑える己をつくるべし!
死してゆくに、笑みてゆけるは、天道の幸とはこれを示すなり。
笑って死ねる人間になりなさい。
それには、命を知りて咲かせなくしてはなりません。
命を命と咲かせるからこそ、天道は開けて、神仏に迎えられて、笑みてゆけると知る事なり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌