月は常闇と浮かんで命説く月光と闇の相に我を知る日の光月と映して輝やけり | 太陽王法の会

闇の中に輝く月、月はそこに輝いて闇を照らしている、その闇はそのまま私の命であり、その闇を照らしている月もまた私の命である。自らの深き闇、その闇を照らしている自らの月、これが仏性であり、命と知る。闇を煩悩ととらえれば、月は菩堤性、自らの命の中にある深い闇はまたその内なる月によって気付かされてゆく、煩悩即菩提、あざやかにそこに説かれている、その月の命は太陽日輪の光に照らされて輝く、神仏はその日輪の中で微笑んでいるようである。


太陽の法嗣


大日天光子


合掌