犬も鳥も魚も虫も花も木も、その生まれによって姿形は異なるものとしているが、人間の種は一つである。人という種は一つ、その種を忘れて族と分けて人は対立を生み、争いを生み、たくさんの苦しみの原因を生み続けている。犬や鳥、魚や虫、色々の命をよく見てみるとよい。その生まれによって姿形が違っても族として一つであり、人間のように争う事はない。考えると万物の霊長などと言っている人間が一番愚かなようである。花はその種によって姿形が違ってもみな美しく誇らしく咲いている。太陽と一つに咲く。咲くとは微笑むという事、人間こそ全ての命にもっと学ぶべきである。一番昏いのは人間なのだから。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌