大原理2 | 太陽王法の会


『大原理2』


天地六大病まし乱すれば、滅への道始まるなり。

しかるに天地維持・保存なして守護なす為に、天王そこに現じてこれを正すと示すなり。

大いなる正しそこにおこれば天地は一時、荒乱となして動くに、その相諦、荒乱暴悪の相と人にはこれが写るなり。

ゆえに人これを見て、魔王の姿と申すなり。

みなこれ、自然の大原理なりて真実は大の救いなりて、命の営みこれと示すなり。

人病みてその五大、五行と病ますに、それ正さずして救わる事のあらずなり。

されば、その乱れ正すに調え直すと示すなり。

しかるに、大風とおこり、地と揺れ動き、熱と生じ、悪を押し出してしまえば、そこに病みも癒えるなり。

その暴悪の体を見て、病いを魔と思えども、その救われたる体を見れば、その働き、神とはこれを知れるなり。

六大病ますに、その生命の理また病みて、それを正さずば、病みと苦しみ去らずして、滅とは向かうと示すなり。

しからば、維持・保存なして救うに、破壊・再生なさずしてなんの救いとなりゆくなり。

これ命の救いとなると知る事なり。

人よ、天地また、神の命なるに、そことひとつと知る事なり。

これ病めば、正しなさずして命の維持はならぬなり。

されば、怒り(地震)となってあらわるも、熱を吹き出し(火山)それを正すも、大風、暴風、暴雨となってこれを正すも、全て命の営みなりて自然の原理と教えるなり。

破壊再生して五大・六大と調えずして維持のならぬと教えるなり。

人よ、天地一神の神は、大いなる恵み、その胎内より生み育てて全てを生かし、全てを養い、育みゆくなり、その大いなる母たる神、これを傷つけ、病ますれば、そこに正しのおこるは、真理とこれを知る事なり。

天王現じて、地の神世界命これを守るに正しをなすと知る事なり。

ゆえに人よ、この大いなる原理実と覚めて無知を離れて、真如の智見と覚め、天地大自然と一体し、正と生きよと教えるなり。

ゆえに、天これを教えて『生めよ、増やせよ』とは言うなり。

そは、木々、緑、大自然を満ち溢れさせて、豊穣なる大地と生めと言うなり。

しかるに、そこに土は守られ、水は満ちて命の溢れると示すなり。

天の楽園はそこに帰ると知る事なり。

天地五大、五行の理乱すれば、そこに正しがあらわれて、天地は動くと知る事なり。

それ人の狭き眼には、暴悪なる体と見えて大天王も魔王と写るなり。

しかるに、これなくば全ては真の滅へと落ちるなり。

されば人よ、この世界いかに生きるべきか、実と覚めと示すなり。

七曜を日々のめぐりの営みと示して、そこに天地大自然と宇宙の原理、これを示すと知る事なり。

そはそのまま、一切の命の原理と教えるなり。

日・月は一如明にして識なり。

火・水・木・金・土は五行にして五大なり。

このめぐり全て正しく一となすに天地も命も、天と成るとは教えるなり。

ゆえに覚め七曜を示して、日々そのめぐりの中に生かし暮らして、そこを忘れてならぬと教えるなり。

人は、この天の声を実と聞けとは言うなり。

このめぐりの一を乱すれば、全てまた、乱れとなると知る事なり。

乱れれば正しがあらわれて自然に帰すと知る事なり。

そは病み生ずるにそれを正すが如きと示すなり。

みな但、オン・アビラウンケンと修しおさめて、実と覚めよと教えるなり。 

木々を大地に満たすは天地これを調える事なり。

木々を滅し続ければ天地これを病ます事なり。

そこに天地の正し生ずるはこれ、自然の理なり。

大地枯らすは、命これの滅なり。

大地を潤し、水と満たすは命の恵み生ずるなり。

されば人よ、枯れた大地に全ての力を結集して水を満たせと言うなり。

満水となす海の水、これを変じて淡水となし、大ラインを引いて大地を貫き、全てに満たせと言うなり。

されば、大地に水戻りて緑とそことかえるに、その大地をおさむるに、実となる木々これを植えて、豊穣と満たし、満たせと示すなり。

さすれば、天地の気はそこに正され、正とかえりて静かな世界生まれるなり。

人そこに暮らして真如の智々と覚めて正と生きれば、六大悉く和して天は成るとは教えるなり。


太陽の法嗣

大日    天光子

合掌