『雑色雑光!』
有徳の尊者、我に問うていわく、『雑色雑光』とはいかに、我これに答えて答うなり。
『煩悩即菩提』また『変毒為薬』これなりと。
また更に示して『惑即菩提』『惑智無二』『凡聖一如』またこれなりと。
しかるに『一切衆生悉皆仏性』またこれなりて『山川草木悉有仏性』これなり!
かくかく示すと申すなり。
その後、我それを問うた尊者に対して、すなわちそれは、それを問いた貴尊であり、我であり、真実と示し示せば、広げて一切であると申して示すなり。
更に示して、一命に、鉱中の金(菩提心)あると言えども、鉱垢これを除かずして真実の金、光と得るをかなわず!
塵垢これを除きて、鉱中の金これを得るが真なりと、更に諸々の釈と示してそれを示すもまた我の教とは示すなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌