『精神の文化!』
生きる意志と目的、そして道徳的理念がひとつになって真実の道が成立する。
その道によって人間の精神的文化が進歩し、花開くのであり、真実の世界が生まれるのである。
精神的文化も、常に建設し、発展せしめ、向上させる事である。
その時の世が乱れているのは、もはや古き思想や教えが生きて働いていない証である。
精神的思想は形だけのまにあわせとしてあるのではない。
ゆえに人は、真理に目を背けず、常に見つめて生きる事が大切なのである。
その上で時代にあわせて、常に人と人の世を導きえる精神界を創造する事である。
その教えが光となって照らさなければもはや、意味がないからである。
太陽は常に新たな光をもって輝き、万界を照らすのである。
精神文化もゆえに常なる太陽であらねばならないのである。
されば時代とともにまた進歩せしめ向上せしめ、昇華発展せしめてゆく事が大切なのである。
時代にも、ひとつにならない教えをもって、論じ争いあいていても全く意味がないのである。
ましてや、道理と反してもはや通用しない教えに固執して、進歩する事がないのは愚かな事である。
太陽が地球より小さなひとつの星であるなどと言う考えは今や通用しないように、今だそのような思想に生きる事はやめる事である。
精神文化は、正しく進歩し、向上しつつ全てを大いなる命と帰らしめる事にあると知りて、人はこの一番大切な文化を第一として生きる事である。
それが生きる意志と目的に一番添いた道なのであるから。
生きるという事は、生かす事であり、生かしめる事であり、生むことであり生まれる事である。
これが生きる意志であり、目的である。
自らを生かし、生かしめ、真実の命と生む事であり、他を生かし生かしめ、真実の命と生む事であり自他共に全てが、真実の命と生まれる事である。
これが生きる意志であり、目的である。
そのために人間のあるべき道徳的理念が必要であり、大切なのである。
この生きる意志と目的と、道徳的理念がひとつに結びついてこそ真実の命の道もまたなり、目的と一つの道となるのである。
生まれゆく命、完成せしめて生まれる事を目指す命!
人はこの真実の道を決して忘れず、精神文化をより向上せしめ、進歩建設する事である。
全ての教えはただこの為に、与えられ、開かれ、導き示されるのであるから。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌