『釈迦の名となす義は全なり!』
友よ、例えば釈迦を知るに寒中の椿を見て、そこに命の教えこれを知れば、それそのまま命の釈にして、釈迦の体これなり。
万華万界と咲きて示して、一命一教と微笑めば、これまたそのまま釈迦これなり。
天空光明と開いて白雲そこに流して、仮・空一命の教えと示せば、それまた釈迦の体これなり。
雲海菩薩、釈迦の化にして法教の体これなり。
地涌の万華またこれなり。
各々一切の中にこのように、よく釈教これと示して、道と加えるはこれ、釈迦名義の意これゆえなり。
一切の中に一切の釈迦を見れば、全てこれ釈迦なり。
これの実と読めずして大乗一乗の釈迦を解すはならずと示すなり。
読むはならずと示すなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌