『真実の宗教!』
宗教は全てに道を示して、そこに道徳的理念を与えゆくものなり。
真実の宗教はゆえに、ひとつの国家、ひとつの民族、ひとつの宗教、ひとつの団体、組織等に固執するものでも、拘泥するものでもないのである。
ひとつの偏りた主義や、思想にも固執せず、拘泥するものでもないのである。
そのような事は、真実の宗教には絶対にあってはならない事だからである。
大いなる真理に添いて真実道理を示して、全てに対して平等に教え示せずして、それを真実の宗教とは言えないからである。
宗教は、全てに広く大きく道を示して、その全てに道徳的理念を与えるものであらねばならない!
その為にこそ、その導きを成す者が生まれ出るのであるから。
真実の宗教には本来政教分離などと言う言葉は意味がないのである。
全てを超えて、全てを包み、全てに道を示して、道徳的理念を与えて真理真実へと導くものなのであるから。
政治にも、道と道徳的理念を与えるのは当然の事なのである。
ひとつの宗教、ひとつの団体組織、ひとつの主義思想に固執せず、拘泥せず、大きく包みて、大きく導くのが、ゆえに真実の宗教のすがたと言うのである。
無知と道徳的理念の乱れから、諸々一切の苦しみはまた生起こするなり。
ゆえに真実の宗教とは、真理の智慧をもってその闇なる無知を破り、そこに正しい道を示して、全てに道徳的理念を与え、その迷い苦しみより解脱せしめるを唯一肝心の目的とすると知る事なり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌