『達磨!』
法を達磨と言うなり。
これ真如真命と達し磨き(因・行)磨き達する(証・入)と言うなり。
達し磨くは自受これなり!
磨き達するは他受これなり、自利・利他の覚行円満にして、即ち、この達磨を成就と言うなり。
法を達磨と言うなり。
達はこれ、自受・自利なり、磨はこれ、他受・利他なり。
達も磨も、自利・利他一如となすは、法の神髄なると教えるなり。
達は禅定これなり定・慧これなり!
達するは阿門これなり!
磨くは吽門これなり!
阿吽一冥大道の法をしてまた達磨とこれ言うなり。
達するは大慈菩提心これなり!
磨くは、大悲為根万行の菩提心これなり!
されば、達磨一如極めるは自利・利他の覚行円満なる方便究竟これなり。
これすなわち、因・根・方便究竟の大意の一と教えるなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌