『我、獄中を道場とす!』
大苦大楽を変じて天中に遊楽す!
我は今、神々と日々天に遊ぶなり!
魔王また時に現じて我と法を競うなり!
是れ大日の法妙なりて智智の修これなり!
日々、但、アビラウンケンと唱え申するに、音声天空と合一し梵音妙妙と流れるなり!
歓なるかな是れ獄中の幸なり。
無実の獄中すでに五千余日、救われるを求めるべき我においてただ衆生万民の救いこれを想うなり。
万教これを説き示すも我今だ筆を休めず、ただ万人の幸これを求め願うゆえなり。
我、開悟の道場をなにゆえ獄中とこれ選するなり!
我の如き大悪無明の者にしても、法と依りゆきて心広大と開けば道と至れる事を証するなり!
されば万人法と修して至れぬ事は無きとこれを言えるなり。
それを実と証し示す為に我あえて道場を、大苦獄中獄処となしゆくなり。
無明凡夫にして獄中に万教と説き示すは大法の妙なり!
真如神仏あえてこれをなしゆくなり。
は実なる法道そこと証明する為なり!
ここにおいて尚、疑心、疑念をいだくるは大愚大無明の見本と言えるなり。
独居獄中を座となして万教の処となす!
独坐空間は狭所なるも宇宙天地は一と連ねるなり。
我の坐するところそのまま、宇宙、天地大正中心と変わるなり。
我が生命の内奥に大日如来を見るなり!
そこと帰りてこれ天地宇宙と包むなり!
獄中独坐にして宇宙一如と帰るなり。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌
私がなぜこのように法教を万と説けるようになったかようく考えなさい。