『三味線の糸と人の心!』
ギターも
三味線も
その糸の加減でその音色が決まる!
糸をいっぱいに張りつめれば切れてしまうのである。
また糸を緩め過ぎるて正しい音は出ないのです。
張り過ぎたり、
緩め過ぎたりして正しく調整されていないと、正しく良い音は出ないのです。
糸は余裕をもたせて、正しく合わせたところにおいて、すばらしい音が出るのです。
すばらしい音色は人々の心を喜ばし、楽しませてくれるのです。
糸の合っていない不快な音は人々の心を暗くし、不快な気持ちにするのです。
この三味線やギターを人の心として考えて見よう!
心の糸を張りつめて毎日生活していたら、その糸はいつか必ず切れてしまうのです!
また
その心の糸を緩めすぎて、毎日だらだらと生活していたら、人の道にはずれ、人として堕落してしまうのです。
心の糸を正しく調整して、心に余裕をもちて正しく生きれば、まわりの人々を喜ばし、明るくし、幸せにするのです。
心の糸が張りつめた人は、まわりの人々をも緊張させて、疲れさせてしまい、みんなから敬遠されるようになってしまうのです。
そして自らも疲れ果ててしまうのです。
糸の緩み過ぎた
だらしない人間や、悪しき人間は、人々を不快にするだけでなく人々の笑い者になったり、人々を悲しませたり苦しませたりして不幸を生み出す事になるのです。
心の糸は
張り過ぎる事なく、緩め過ぎる事なく、誤った合わせ方をする事なく正しく保つべきです。
ゆとりと
余裕ある心、
正しい自然の心
本来のあるべき心、これが一番自然体の人間の本当の心なのです。
三味線と人の心が一つになると素晴らしい音色が出るのです。
それが名人芸なのです。
人の心の道はそんなところにも教えがあるのです!
人よ、
心正しくゆとりをもって生きる事である。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌