彼岸! | 太陽王法の会

『彼岸!』    


冬枯れの、
木々の中から、
生まれ来る、
花の優しさ、
どこに隠れて。

この穢土を、
雪と清めて白と化す春の命を、
地とはおさめて。

冬の雪の下、
春の命の音のする、寒の厳しさ、
穢土の清めと。

厳寒の、
白雪の下温かき、
春の命の、
息吹き流れて。

この穢土を、
白と清めて一と化す穢土も浄土も、
雪に一つと。

白雪を、
踏みてニの字の下駄の跡、
ニとは映して、
自己と覚して。

雪の華、
光一如と荘厳す、
穢土はそのまま、
浄土一つと。

白雪に、
我と清める父の声、天のその声、
誰の覚めて。  

冬枯れの木々はその冬をじっと耐えていながら、その命に美しき花を育てている。

その優しく美しい花は、何処から来るのであろうか!

よいかな、
花はその命の内から生まれて来るのです。

冬と耐えて内に命の花を育ててゆく、
人はこの花を内より育て生んでゆくという事をそこに学ぶ事が大切なのです。

自然に咲く花花を見て見ましょう!

花はみなその命の内より育て生んでゆくのです。

その花は蜜を出します!

その命の内より生まれ来るのが、甘露と言う蜜なのです。

オ一ム真理教の言っていたような教祖が入った水や瓶につめた水をして甘露水だなどと言うのはみな出鱈目でただの騙しと金目当ての詐欺行為と知らなければなりません!

花達の営みからそれを学びなさい!

花を命の内に育てる、これこそを知る事です。  

雪は空気中の穢れを清めながら、大地を真っ白く染めて清浄なる姿を見せてくれます!

その寒く厳しい雪におおわれた大地は、耐えながら雪の下に春の命の芽を育てているのです。

厳しい冬を耐えながら春の命を育てる!

この自然の見せる相が人に此岸から彼岸へといたる命の道を教えてくれているのです。

春になったら重たい冬服を脱いで軽やかな春の装いにかえり身も心も軽やかになり、明るくもなる!

天地自然も花を沢山咲かせて人々の心を明るく元気にかえす!

人々はこの自然の語
りくれる声なき声を聞く事です。

冬から春に帰り生まれる、それが春の彼岸なのです。

その春に浮かれて自分を見失っては駄目ですよ!

ここからが肝心です!

次に梅雨が来ます、その時は命に智恵を育てて、次に来る夏に備えます!

大地と自然に水をたっぷりと入れる!

これは命で言うと、智恵を磨き、
たっぷり命を育てると言う事です。

そして夏の暑さ厳しさを乗り越える力を蓄えるのです。

その厳しさに耐えて命を更に成長させます!

そして秋を迎えます!

田畑には黄金の稲が実を沢山着けて、
人々に喜びをくれます!

木々にも沢山の実りがついて人々に福をくれます!

実りの秋、
人々はこの自然の見せる相に秋の彼岸の意味を知る事です。

人の命も智慧と本当の悟りを得て完成するのです。

これが命の彼岸なのです。

秋の紅葉に色づき荘厳された大自然の美しさは、
仏と生まれ、
神と帰り生まれた命の荘厳された姿を顕しているのです。

冬から春へ、
春から夏へ、
夏から秋へと命を生み完成させてゆく!

これが此岸から彼岸への命の道を教える真理の教えなのです。

さて節分に豆をまき自分の中の鬼を追い出して、その命の内に福(神)を入れましょう!

鬼は外、
福は内、
そしてまず春と立てましょう!

それが立春と言うのです。

重たい荷物を降ろし棄てて、軽くなりましょう!

道を知って覚め、
悟りましょう!

それが本当の彼岸なのですから。


太陽の法嗣

大日天光子

合掌

オ一ン・アビラウンケン

オ一ン・アビラウンケン

オ一ン・アビラウンケン