一言を説く! 29 | 太陽王法の会

『清々しい目覚め!』


清々しい目覚めを
得る為に本来、
人は眠るのです。

命の春を得る為に
冬はあるのです。

生を生として
生きる為にこそ
その死もまたあるのです。

人は眠る事に恐れは無いでしょう。

されば
冬も死も、
決して恐れる事は無いのですよ。

死と向かう者達よ、眠りなさい!

如来の安心のふところに抱かれて安心して眠りなさい。

その眠りから
さめた時、
新しい生が待っているのであるから。  
冬とある者達は恐れずに正しく心一つと進みなさい。

光と一つに進みなさい。

されば命の春は必ずそこに開くのですから。

清々しい目覚めを得る為に人は日々眠るのです。

朝を得る為にこそ夜はあるのです。

春を得る為にこそ冬はあるのです。

生を生と得る為にこそ死もまた用意されたのです。

神は人を苦しめる為に死を用意したのではないのです。

生を生として
生かしめる為に
死を道としてそこにおいたのです。

その死もまた次の生への一歩なのです。

冬が春と
生まれるように
夜が朝と
かえるように
その眠りは目覚めへとかえるのです。

朝の為の夜、
光の為の闇、
春の為の冬、
目覚めの為の眠り、その教えを自分の命の上に知る事です。

清々しい朝、
光の中への目覚め、春の命の蘇生、
全て命を教えています。

死もゆえに恐れる事はないのですよ。


太陽の法嗣

大日天光子

合掌