倒れたあとも立ちあがること~![]()
二幕 男爵夫人が歌うリプライズの『星から降る金』
パパが亡くなって悲観するヴォルフを優しく慰めるのではなく、
「あなたには金のありかは見えているでしょう・・・
なりたいものになるには、すべて立ち切り、音楽に身を奉げなさい
」
と強く突き放している。
井上ヴォルフに歌う涼風男爵夫人は冷たく突き放して歌っているのに、
哀しみに満ちたまなざしでした。
この場面は男爵夫人ではなく、ヴォルフの夢の中のあこがれの精なのかもしれない。
大人になるということは、残酷なこと、
子どものアマデのままでいれたら、苦しまなくてよかったのに…。
そして、二人のヴォルフ
山崎ヴォルフはひたすら死の瞬間まで突っ走っていったような気がします。
井上ヴォルフは死の瞬間に安らぎの表情で、アマデと一つになって、
アマデの影から解放されたようでした。
楽日の井上ヴォルフと黒木アマデでは、そう感じました。