具体的に見てみましょう。
▽航空会社未定で、日本出発と同日にパリに着くケースです。
ただし、直行便という表記が無いので、「乗り継ぎ便」と見るべきです。この場合、アジアか欧州内で乗り継ぎがあります。同日といっても、夕方ではなく、夜間、例えば21時とか、そういう時間の到着をも想定する必要があります。ただし、料金は安い設定です。
このケースはJALやANAではなく、大韓航空やシンガポール航空、欧州系航空会社などが想定されます。
▽航空会社未定ですが、直行便です。
乗り継ぎがない分、ぐっと時間が楽になりますし、疲労も少なくてすみます。なんといっても、欧州都市に同日夕方到着するという点が最高です。
しかし、待ってください。航空会社がわからないので、本当に夕方に到着するかです。この問題の解決策があります。
まず行きたい都市について、この場合はロンドンですが、日本からの直行便を運行している航空会社を調べます。「JTB時刻表」の巻末にある国際線航空時刻表で簡単に調べられます。その中のどれかの航空会社に絞られますので簡単です。日本発の時間も、ロンドン着の時間も記載されていますから、便利です。
▽航空会社は確定ですが、それ以外が不明です。
この情報では、直行か、乗り継ぎか、同日着なのか、全く不明ですが、航空会社が判明しているので、時刻表で調べれば容易に判ります。なお出発日の曜日によって直行だったり乗り継ぎになるケースがあるので、しっかりと確認してください。
航空会社が確定しているものは、未定のものより料金が高く設定されているのがふつうです。
▽航空会社の略記号から航空会社を判読する▽
航空会社の候補として、OZ、SU、CX、KEなどのアルファベットが2文字ずつ書かれています。これは国際間で取り決められている航空会社の略号です。因みに日本航空はJLです。
つまりこの例では、航空会社はこの中から決まりますというものですが、実際にOZ、SU、CX、KEなどの記号がどこの航空会社かは、このパンフレットには表示されていません。
これもJTBの時刻表で判ります。下の写真のように一覧になっていますので、簡単に判別できます。
OZはアシアナ航空、SUはアエロフロート・ロシア航空などと判ります。
アルファベット順に世界の全てのエアラインが掲載されています。因みにCXはキャセイパシフィック航空、KEは大韓航空です。
利用航空会社の候補を表で確認し、次に実際の時刻表から訪問都市に直行便があるのか無いのか、乗り継ぎ便なのかを確認、さらに時刻を確認し、パンフレットに示された複数の航空会社、到着時間などと照合することにより、ある程度は航空会社を絞ることが出来るのです。特にフライトが曜日により飛んだり飛ばなかったりしたり、時間が著しく早かったり遅かったりすれば、時刻表でそうした条件と一致する航空会社を見つけることは容易です。こうした方法で、パンフレットに掲載の未定航空会社を100%推測することも可能です。
いろいろ説明しましたが、こうした経験を活かす手法はインターネットが普及する前の時代のものです。現在では好みの航空会社別に安い料金からの一覧も簡単に分かる時代となりました。旅は行く前の準備からが楽しいものですが、インターネットの普及でこうした調査の楽しみは半減してしまいましたが、知っておいて損はないテクニックなのでご紹介しました。








