僕が以前、音楽事務所からスカウトされてた時に僕は「精神知的障碍者」の働くごみ処理場で時給250円で働く日々を送っていた。主治医からは「貴方はそこにとどまる程酷くない」と何度も言われたが他に出来そうなこともなかったのでそこに勤務していた。ある日重度の知的障碍者の子が研修で来ていたのだが重度であれ一生懸命に仕事をしていた。研修最期の日にその子のお母さんが見学にいらして心配そうな目で我が子を見ていてスタッフに「どうですか?ウチの子は」とこれまた心配そうに訊いていた。かなり重度の知的障害の子でも「親の愛」というのは深いんだんなぁ、とグっと熱いものが込み上げた。同時に僕には音楽事務所のスカウトの話が来ておりそこを退所した。僕と入れ替わればお互いに良いだろう、とは思っていたが、どうなったのか。でもあの母親の心配そうに我が子を見てた表情は忘れられない。時給250円だったが、それでも「羨ましい」という精神知的障害当事者がいることも忘れたことは1日足りとて忘れたことはない。

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