やはりどこかで「自分はまだいける」という思い上がりがあったのだろう、詳細は書けないが今度こそ本当に「自分の人生に降参」を余儀なくされた。ただきっかけは些細なことだった。しかも不可抗力の出来事だった。それを俺が勘違いして20数年心にずっと傷を引き摺り続けてもうまともではいられなくなった。故中島らもさんは「さかだち日記」という自著の「プロローグ」に「この世に向いてない人は残念だけど存在するそういう人は酷なようだが無理に生きる必要はないと思う」という名文を遺している。僕自身がそうだ、と思った。自分に起こる出来事に上手く立ち回れなくなった。ただ曲創りだけは傷を負えば負うほどに良くなっていくのが実に皮肉。マジに俺の音楽が評価された時にはもう肝心の俺はこの世にはいないだろう。とにかくもう降参だ。