何故か急に20年前に志半ばで不慮の事故に遭い他界した軽音楽サークルのギターの先輩のことが思い出した。本当に僕らふたりは仲が良くて、音楽もギャグの方向性も同じでふたりしてよく笑ったものだ。「お前らいつも一緒だな」と他の先輩からも呆れて笑いながらそう言われてた。亡くなった後49日までは週に1回は花束をもってお線香を上げに行ってた。そしてご両親とよくお話をした。なんでも家ではほとんど無口だったらしい。あのギャグの饒舌な人が!?と向こうも「うちの子はそういう子だったんですか!?」と驚きこっちも家で無口なんていうことに驚いた。本当に優しくて面白い人だったなぁ。話は尽きることが無かった。しかもその先輩の職場での営業担当エリアがなんと、僕の地域だった。だから「お前んとこにもちょこちょこサボりに寄るからな~w」といわれてたし「寄ってくださいよ~」と僕も言ってた。また「一緒にバンドやろうよ」先輩から誘われて皮肉にも3人で1回だけリハをやったのが最初で最期のリハとなってしまった。人に本当によくしてくれてまたその「見返り」を求めない人だった。因みに先日書いた「ディズニーランドで綺麗な女性とのデート」を勝手にブッキングしたのもその先輩だったwもし今も生きてら良いパパ、良い旦那さんになってただろうな。僕が23歳という遅いにもほどがあるっていう時期にギターを弾き始めたのは実はそういうこともあったからだ。本当に良い人ばかりが早く亡くなるよなぁ。最期に呑んだ時にめずらしく真面目な口調で「お前は良いヤツだ、絶対に良い人が見っつかるよ」といってたなぁ。でもそれだけはまだまだなようですな。