朝の5時から即興で5曲を創りレコーディングした。一応歌詞はある、メインのリフはある、というだけであとは全くのインプロビゼ―ション&フリー演奏でREC。しかもなんと無茶なことに歪ませたノイジ―な「BASS1本の弾き語り」である。はっきり言って僕以外の人には曲の区別はつかないであろう。ただ僕が好きな前衛音楽家の人もCD丸丸1枚74分1曲みたいな感じでコンセプトのフリーキーなノイズ、アバンギャルド作品を数枚出している。一度こういう無茶苦茶をしてみたかった。当時はCD-Rなんてなかったからこういう実験的な音楽をCDにするなんていうのはとてもじゃないが経済的に出来なかった。もう全く支離滅裂な音楽だがせめてもの救いは1曲、1曲が短いところ。プロフのベースを弾いている写真みたいに「アングラ」な雰囲気だけは出ています。曲名も「愚」「在」「罪」「臓」「破」という漢字1文字のみ。だから「その系統」がお好きな方にはそれなりに聴ける作品だと思います。「思考と感覚の間」の音です。