完成した(今度こそ?)フルアルバム「蔵の中」収録のバラード「明日、貴方へ」はとある女性に捧げた曲で珍しく相思相愛の恋だった。ただ色々と事情がありその交際に賛成する人は誰ひとりとしていなかった。それでもお互いに本気だった。痛すぎるぐらい(--〆)。彼女は「毎晩寝る前に必ず敦のCDを聴いてるよ」とまで言っていた。お互いまさに「恋は盲目」を地で行っていた。結局、僕の方から別れを切り出したのだが断腸の思いで別れを切り出した。でも今となってはそれが正解だったと思う。そうでなければ今のような自由な音楽制作活動にも支障が出ていただろう。僕にとってやはり音楽制作が一番なのである。やはり当時の僕では家庭の主と音楽制作の両立は無理だったと思う。ただ自分の中に「これで良かった」と思う自分に対して酷いヤツだ、と嫌気が差すのも事実。残ったのは大量の彼女へのラブバラード群。イロコイ沙汰の辛い過去はそうやって良質な作品にのみ遺すべきで今の僕は前へ進むことが一番必要だ。もし今後何かの間違いで僕が売れて経済的に潤っても彼女へ「やり直そう」なんていう未練がましいことはしない。「音楽」それ自体は素晴らしいがそれを生み出すには時としてそのような苦しい想いも伴うことを身をもって実感する。