超久々に友人が家に遊びに、可能なら泊りに来る。元武蔵野のメンバーでベース君。今発売中の武蔵野の「BEST IN PEACE」でも「生ける屍」「スケアリー」「ですとろひ」でベースを弾いている。っていうか2000年に全国のCD店舗でリリースされた「LIVEですとろひ」の時のメンバーだ。


まぁ問題は僕の方で毎日不安なのだが不安定な睡眠。これさえクリア出来れば人並みの人づきあいは出来る。ちょうどギターをポロポロ弾いていたら電話がかかってきて仕事でウチの近くに来ているらしい。


肝心要な悩みもとりあえず電話で簡単に話したが、もっと詰めた僕の抱えている悩みは彼がウチに来てから具体的に相談したい。偶然だが実際に今の僕の抱える悩みを相談できるのにBESTな人間は彼でもあるのだ。

...

言うまでもなく僕はガチなヒキコモリ対人恐怖症が年々酷くなる一方で、悪いことに自分が14歳から27年間ずっと入れ込んでいる何よりも「最優先」にしている「音楽創り」とその「発表」にさえ支障をきたすようになってきている。先日の地元のしらさぎ祭でのLIVEでもう表舞台に立つのは(ってそれほどの規模じゃないけど)止めた方がイイや、と思った。


実際、しらさぎ祭の出来はまぁまぁ納得のいくモノで潮時&幕引きには良いタイミングだとは思う。年内にオファーされているLIVEはキャンセルしたいのが本音だ。でも最低でも3本はある。申し訳ないが乗り気ではない。


今までも充分に「自分の身の丈以上」の場所やイベントに出てきた。誰もが驚くような、そんなトコロや所謂「有名人」などとのイベントで演奏することも多かった。まぁそこら辺は知っている人は知っているだろうけど。


恐ろしいことに僕は6年前の「24時間TV」で演奏する羽目になるとこだったのだ。だからそう、ぶっちゃけ、一番の理由は「良識層」の集う場所でのLIVEが多く、そうすると所謂「癒し系」の曲しか出来ず、武蔵野の曲をやるとか、そういう冒険が出来ない。一度したら怒って帰って行った人もいたぐらいだ。


だけど冒険をしなくなったらクリエイティヴィティなことは進歩しない。絶対にそれだけはイヤだ。光りや希望ばかりを歌わされるのはいくらギャラが出ても何度もしたいことではない。少なくとももうそういう活動を11年やってきている。もう充分だろ。


希望と絶望があってこそ、人間は人間であるわけで、その両方を幸運にも僕は表現出来るのでそれをカネにならなくても表現していきたいのである。早い話が「希望、それも到底かなうはずのない、コトばかりを歌う」ので「良い人の歌のみ」を「演奏する」ことに疲れたのだ。


まぁ今日、親友に相談しよう。少なくとも僕は「良い人」なんかじゃない。もっと言えば「希望」なんか持ってねーよ。