評判が高い、一番最初に創った「バラード」の「遅い目覚め」を「バンド編成」でレコーディングしたら全然バラードじゃなくなってしまった。オルタネイティヴPOP、というような感じになってしまった。聴けないわけじゃないがLIVEの時のイメージとは全然違うモノになった。

メロの美しさはそのまま活きているのだが、如何せんテンポが早過ぎた。再録も面倒くさい。とりあえずコレは曲そのものは良いのでボツ、ではないがこのテイクはボツだろう。暑い中、何時間もかけたのによ~。この曲やるとLIVEじゃ泣く人もいるのにその方達もコレ聴いたら興ざめするわ。

あとシヴィアな点で圧倒的にVocalの張りが昔より弱くなっている。完全に処方箋のせいだと思う。今月31日の厚木保健所での披露では展示物として8種類のCDを持って行くが正直、一番古い「LIVE&MAO!」が一番良い。音楽はたましーから愛しているが、もう曲創るのがイヤン...
なっちゃうよ。

あの頃は客観性も厳し過ぎるぐらいあったからなぁ。今みたいに「どーせ俺なんか」的考えは全くなかったから。まぁでも人生に関しては僕は19歳からは負け犬ですよ。ただその負のエネルギーを音楽に上手く転化出来たピークが「LIVE&MAO!」の頃。

エンギでもないこと書くと晩年のダザイさんの感じていた自身の才気の衰えを自分も感じる。多分アノ方はそういうゼツボー感に負けたんじゃないかなぁ。だからと言って俺も玉川上水に飛び込んでも今の浅く小さくなった玉川上水では「あ~、暑さしのぎね」で終わって助かってしまうでしょう(--〆)。

でも聴き直すと確かに今日の「遅い目覚め」は酷いがその他の最近創ったアルバムの中での曲では上手く歌えている曲もないわけではない。今日のは所謂当方死後に発表される(?)「未発表音源集」で「遅い目覚め(オルタネイトVer.)」とかそんな適当な名前が付いて出るかも知れない。

自惚れじゃなしに僕の今のVocalは、まぁ巷ある普通のアマチュアバンドの中でも上手い方だとは思うけど。ただ4年前にギター1本でライブハウスで歌った「夜明けへ」と自宅のポータブルスタジオで録ったバンド編成の「夜明けへ」を聴き比べるとギター1本なのにそっちの方がグッと来るモノがある。

さっきは「BOX SETが出来るぐらいの曲数がある」とか書いたけどダメね。数の問題じゃない。本当に上手くパフォーム出来ている曲だけを抜粋しなきゃならんわ。こうやって人間は歳と共にあらゆるものが衰えていって枯渇して消えてゆくのね、ってなんか大袈裟な話になったな

まぁ「遅い目覚め」に関しては不本意だけど「ギター1本の弾き語り」でCD化かなぁ。イヤなんだよなぁ。せっかく8トラックのHDDがあるのにギター1本だけしか楽器を使わないなんて。でも考えてみたら「遅い目覚め」以外の膨大な自曲はHDDで「バンド編成」でレコーディングして全然良くなっているんだった。

どうも病気とか関係なしに僕はポジティヴな出来事よりネガティヴな出来事を印象に残ってしまう癖が出来てしまっているようだ。ただ一番出来が良い自分の音源は「LIVE&MAO!」であることは変わらんな。肝心なこと書き忘れてた⇒曲のクオリティーは歳と共に上がっているのがせめてもの救い。でもこの41年間、色々とあってもう疲れちまったよ。