今朝方、また眠剤のブロバリンの副作用で朦朧としながら数時間過ごす。その後、ニューマキシ「TO YOU,FOR YOU」を数枚焼く。曲目はグンと減って「夜明けへ」「SMILE AGAIN」「SPECUAL THANX」にした。文句なしに良い曲だけにした。

思い切り「穏やかな」作品になってしまった。しかも「今」の「自分」には全く縁の無い恋愛系の歌。ただ曲と歌詞を創った時はその真っ只中にいたのでクオリティーは異常に高い。このマキシもとあ
る女性に(しつけーよ)捧げた曲ばかりである。一応、付き合ったんだけど僕の病気がふたりを別離させてしまったのであった。

この人とも結婚(向こうは実際のところ再婚にあたる)を考えていて、向こうの娘さんも僕の事を非常に慕ってくれていたのだが、もしかしたら一家の主になる僕が鬱病で会社を辞めたら家族を喰わせていけない。もう破滅へのカウントダウンByMEGADETHだ。実
際その時は僕はリーマンだった。

よく3人でドライブをしたし焼き肉なんかにも行った。ただ惜しむらくは、いや却って良かったのか?3人そろってでの写真を撮ったことがないことだ。アレ、なんでだろう?多分「これから先」一緒
に暮らすと想い混んでいてその必要はない、と思ったのだろう。会社の上司に仲人を頼もうとしていたが実際は頼む前に終わった恋であった。でもそれで良かったんじゃないかな。ただ彼女は僕のCDを寝る前に毎日聴いていると言っていた。お世辞を言うタイプではないのでそれは本当だろう。まぁ今は聴いてないだろうけど。

僕が「勝手」にシンパシーを覚えるミュージシャンの一人、マニックスのサイドギター(実はほとんど弾いていない)と歌詞担当の故リッチーエドワーズはロックオンのインタビューで「俺を愛してくれる人は必ず俺の元を去っていく」と言っていたが先述の事なんかまさにそうかもしれん。

まぁ良いマキシが創れたことでナンとか救われてますわ。ミキシングには異常に時間をかけてデータがミキシングだけで「FULL」になってしまったほどだ。父は「全然そのままでイイと思うけど」
とは言っていたが、プロやメジャーのミュージシャンがミックスに拘って外国の優れたミキシングエンジニアに高い金払ってやってもらうのも納得だよ。

またマキシに話が戻るけどマニックスが「いくら攻撃的な曲を書いたって、それ以外に情緒に裏打ちされた曲が無いと説得力が無い」と言ったのを思い出し、遅すぎるがようやく自分もその通りのことが自分の音楽を通して言えるようになった。ただ最近は情緒に走り過ぎている部分があるけど。あ、肝心のマキシのタイトルは「TO YOU,FOR YOU」です。