桑名正博さんが亡くなった。僕はとりたてて桑名さんのファンではなかったがあの名曲中の名曲「月の灯り」という曲は大好きで、ほぼ毎日聴いている。作曲は桑名さんで作詞が下田逸郎さん。以前「行列の出来る法律相談所」とかそういう番組で桑名さんがゲストで出た時に軽く「月の灯り」を歌ったのだがその瞬間スタジオの空気がピンと張りつめて出演者の皆さんが言葉を失うぐらいの素晴らしい弾き語りをした。弁護士の一人が「さすが…ですね」と言葉を詰まらせていた。桑名さんはその「月の灯り」という後世に残る名曲を遺した。僕にはまだそこまでの曲はない。いや、もしかしたら「ある」と思ってくださる方々もいらっしゃるかもしれないが自分では自覚症状はない。僕も後世に残る名曲を作りたいのだが、こればかりは意識しても仕方がない。僕の場合は人によって僕の代表曲が「意味と理由」「流星群」「雪解け」「MY SELF」「陽の当たる場所」「笑顔をを見せて」「今は昔」「星を探して」「気付いて欲しい」「空を見上げて」「ふたりの言葉」などなど沢山意見が分かれるのだが、それはそれで有り難い。先日のLIVEではことさら「星を探して」「空を見上げて」「流星群」「気付いて欲しい」が評判が良かった。嬉しい。でもまだ僕は桑名さんの「月の灯り」のような名曲を作ってはいない。一番それに近い曲で「ふたりの言葉」かな。桑名さんの御冥福をお祈りしたします。以下「ふたりの言葉」の歌詞と試聴です。http://diskunion.net/jp/ct/list/0/72340933
「ふたりの言葉」作詞作曲:今村敦
咲いた桜、吹雪いて散って少し早い夏の風
長い長い梅雨が明ければ暑く短い夏の空
「独りじゃない」って僕ら夢見
何にも知らずに迷わず信じた
ふたりの言葉
夕暮れ時がふたりを包む秋の空に鰯雲
季節のままにふたり流され途切れ始めた君の声
どうにもならずに別々に僕らは
寒さに震え夢から覚めた
ふたりの言葉が風に消えた
「独りじゃない」って僕ら夢見
何にも知らずに迷わず信じた
ふたりの言葉
どうにもならずに別々に僕らは
寒さに震え夢から覚めた
ふたりの言葉が風に消える
以下で聴けます。