当方が武蔵野というパンクバンド時代から一変してバラード、POPS系の曲を書いた最初の曲は「遅い目覚め」という曲で、確か10年前に出来たはず。この曲の出来る時期の少し前は僕はうつ病や人格障害がピークに達していて病院でもそれ以外でもK察沙汰の問題を起こすという手に負えない時期だった。その後、自分のやってきたことが全然シャレになっていないと猛烈に反省して、まぁ当時その時期の荒れた生活、荒れた精神を反省した端を発して出来た曲が「遅い目覚め」というバラード中のバラード、コッテコッテのバラードであった。それなりに評判が良くてずっとLIVEでリクエストされている曲の1つでもあったのだが、そういう事情もあり、自分の中ではやったりやらなかったりという具合で演奏していた。けれどそれから10年。10年ひと昔、ではないけれど僕にもツケが周ってきたように有り得ない災難が相次いで、それが報いだとでもいうように傷や痛みを負い、伴なっている。そして未だに個人的な問題は山積みだけれどもそんな中で日々をナンとか克服しつつある今、だからこそHDDでレコーディングをし直した。僕が2年前に某更生施設のお世話になっていた頃カウンセリングの間にレクリエーションルームでギターを持ってこの曲を弾き語っていたら、僕よりも深刻なダメージを受けてた状態だった友人が涙目で聴いてくれていたのを思い出す。その某更生施設ではその施設利用者の方々の間ではいちおうそれなりに僕の曲の評価は得ていたのだが中でも「陽の当たる場所」かこの「遅い目覚め」の人気が高かった。元々は「BLUE MOON」という酷い駄作に入っていた曲なのだがこれもまたやはりHDD録音で息を吹き返した。以下歌詞。http://okmusic.jp/#/works/19195 でUPしてます。聴けます。


「遅い目覚め」作詞作曲:今村敦


冷えた身体横たえて、見えない明日は眠りに任せ

スレた心、そのままに色褪せた写真を見つめている

もがいて、もがいて、やり場のない日々の中

求めて探した、総てを包む優しさに

今頃気づくなんて…


荒んだ目を凝らせば愚かな自分が目に映る

震える心、そのままに袋小路で立ち尽くす

あがいて、あがいて、やり切れない日々の中

求めて探した総てを許す優しさに

今頃気付くなんて…

今更気付くなんて…


もがいて、もがいて、やり場のない日々の中

求めて探した、総てを包む優しさに…

あがいて、あがいて、やり切れない日々の中

求めて探した総てを許す優しさに…

今頃気付くなんて…

今更気付くなんて…

今頃、気付いたんだ