Y (最後の警告) / The Pop Group (1979)



review by sunburn

「実験的」。それがパスト・パンクの代名詞なのだが・・。ポップ・グループの場合、そんな言葉でごまかしながら、好き放題やってるだけなのでは・・。
デビュー作の「Y」など、ジャズ、ダブ、ファンクの融合ということだが、なんか「とにかく混ぜました、混ぜたんです」という感じだ。ミックスも無駄に荒く、ギリギリ感が漂っている。

しかし、こういうグダグダなパンク・バンドが適当にファンクを吸収すると、自然で違和感のない音楽が出来上がるのだ。実際のところ、それがバンドの戦略だったらしい。
このアルバムが単なるお遊びでなかったことは、マーク・スチュアー トの実りあるキャリアを見ても明らかだ。

レビューby sunburn 





アルバム『Comin' Concern is coming』収録

sunburnのボーカル&作曲による

ストライプの雨(歌詞クリック )
http://members.at.infoseek.co.jp/twowheelsgood/stripe201006.mp3


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