「Crooked Rain, Crooked Rain」 / PAVEMENT (1994)



素人以下の演奏能力、やる気0。そんなグダグダのスタイルで、米シーンに新風 を呼びこんだのがPavementだ。それにしても、「どうでもいいよ。とにかく、良 いメロディーが書ければ、オールOKさ」という開き直りの精神が、徐々に立派な アートへと変わっていく様は痛快だった。

彼らのソング・ライティングの才能は、この2ndで堪能することができる。ヘロ ヘロのギターが重なり合って、印象的なイントロを形成する、スイミーのような 名曲 「Silent Kids」。Pavementサウンドの真骨頂を成す「Ell Ess Two」。な るほど、こんなバンドを受け入れる懐の広さが米シーンの底力なんだ。納得の1 枚。


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アーカイブス

「Frosting On The Beater / THE POSIES (1993)」「Surrealistic Pillow」/ Jefferson Airplane」

「Live/Dead / The Grateful Dead」「Sunshine Superman/ Donovan」「やまあらし / Porcupine」/ Echo & The Bunnymen」「Do You Believe in Magic? / The Lovin' Spoonful」「The Move / The Move」「権力の美学 / Power Corruption And Lies/ New Order」「Cupid & Psyche '85/ Scritti Politti」「Hal」 / HAL」「The Optimist LP/ Turin Brakes」



このレビューを書いているsunburnは

アルバム『Comin' Concern』

の作曲とボーカルを担当しています。


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http://ameblo.jp/70rock/theme-10009367960.html